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Jクラブの下部組織も導入!エコノメソッドキャンプを取材

スペイン人コーチインタビュー

全日程終了後、3人のスペイン人コーチ(ウリオールコーチ、マルクコーチ、ダリオコーチ)にインタビューを行った。

ウリオールコーチ 写真提供: フットボール・トライブ

まずは今回のエコノメソッドキャンプ開催の目的や狙いを教えてください。

ウリオールコーチ:1番はエコノメソッドを知ってもらうことです。そして日本のサッカーを違う視点から捉えてもらい、楽しむこと、キャンプを通して成長し、良い選手になってくれることが目的です。

普段のスクールとは違い、3日間という限られた時間の中でのキャンプでしたが、難しさや工夫したことはありますか?

ウリオールコーチ:短い期間の中で、トレーニング時間や人数に合わせてメニューを作成する必要がありました。そして、選手達がより早く成長できるように意識していました。

今回のエコノメソッドキャンプの感想や参加した選手達の印象を教えてください。

ウリオールコーチ:レベルはすごく高かったです。そして、初日から最終日にかけて選手達の成長が感じられたので満足しています。

マルクコーチ 写真:フットボール・トライブ

今回、参加した選手達にどうなってほしいですか?

マルクコーチ:まずは、サッカーを楽しんでほしいです。そして、楽しむことと同じくらい大切なのが学ぶことだと思います。楽しむながら学んで成長していってもらいたいです。

1対1の守備のトレーニングでは、日本だと2人1組などでその場面を切り取ってのトレーニングが多いと思います。しかし、今回はボール回しをしながら流れの中からの1対1の状況を作り出していましたが、その意図は何でしょうか?

マルクコーチ:私達は試合で起こり得る状況を再現し、トレーニングしています。長年色々と分析をした中で、試合と同じ状況を作ることが、試合中にその状況に遭遇した時に1番活躍できるヒントになると思っているからです。切り離した1対1の場面は試合中にあまりないため、試合の状況に近づけるために流れの中から1対1の状況を作り出しています。

ダリオコーチ 写真:フットボール・トライブ

エコノメソッドの特徴を教えてください。

ダリオコーチ:選手の成長にフォーカスしています。そして、個人戦術の習得を目的にしています。そして、4つの要素から構成されています。1つ目は試合に近い状況と作ること、そして認知を集中的にやることです。3つ目は選手に問いかけをすること、4つ目はコンセプトをしっかり持つことです。選手だけでなく、協会やチームに対してもトレーニングを行っています。

プロサッカー選手になるために小学生の年代で身に付けておくと良いことは何ですか?

ダリオコーチ:小学生の年代では、今回のキャンプでやった、サポートなどの要素がとても重要になってきます。その他のことも含めて、キャンプでトレーニングしたような個人戦術を習得することが大切だと考えています。

エコノメソッドキャンプやエコノメソッドの今後の目標や目指すことは何ですか?

ダリオコーチ:今後、日本サッカー界全体が成長していくことを目指していきます。そして、日本サッカー界から1人でも多くのプロ選手を輩出することを目指しています。


取材後記

今回、3日間のエコノメソッドキャンプの取材を通して、個人戦術の重要性やスペイン人コーチ達の指導の分かりやすさを感じた。参加選手のレベルは高く、選手達が質の高い指導を受けることで、日本サッカー界の成長に繋がっていくだろう。今後のサッカーサービス社と日本サッカーの成長に期待したい。

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名前:TK
趣味:サッカー観戦
好きなチーム:浦和レッズ、東京ヴェルディ、川崎フロンターレ、大宮アルディージャ、南葛SC
サッカースクールを運営しながら、複数のサッカー、スポーツ媒体でライターを経験。国内サッカー全般(4種から1種まで)幅広く観戦しています。

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