2020年5月28日、サッカー協会とイタリア政府がようやく合意し、セリエAリーグの再開が決定した。新型コロナウイルスの新たな波が来なければ、6月20日に試合は無観客で再開する予定だ。
しかし、サッカー協会には未解決しなければならない複雑な問題が残っている。それはレンタル移籍中の選手の扱いだ。新たなルールが生まれなかった場合、リーグが再開後わずか10日(6月30日)でレンタル中の選手たちは所属クラブに戻らなければならないのだ。
今回は現状のままリーグを続けることになった場合の、セリエA各クラブの状況をご紹介する。
インテル
最も多くの試合が残っているインテル。6月30日以降にチームが大きく変わる可能性があり、アントニオ・コンテ監督は頭を悩ませているだろう。
カリアリ、パリ・サンジェルマン、そしてバイエルン・ミュンヘンからラジャ・ナインゴラン、マウロ・イカルディ、イバン・ペリシッチのような大物選手が帰還する以外にも、ジョアン・マリオ、バレンティーノ・ラザロ、そしてフェデリコ・ディマルコもミラノの街に戻ることになる。。
一方で、クラブを離れなければならないキープレイヤーが3人いる。マンチェスター・ユナイテッドのアレクシス・サンチェス、フィオレンティーナのクリスティアーノ・ビラーギ、そしてチェルシーのビクター・モーゼスだ。
インテルのサポーターにとって朗報なのは、ニコロ・バレッラはカリアリからの買い取り義務でインテルに残ることが決定しているということ。重要なポイントだろう。
ミラン
ミラノのもう1つのチームは、状況が大きく変化することはないだろう。ミランを必ず離れることになるのはセビージャのシモン・ケアーとボーンマスのアスミル・ベゴビッチだけだ。
複雑なのはアンデルレヒトからレンタルされているアレクシス・サレマーカーズのことだ。出場試合数など特定の条件を満たした場合の買取義務契約のため、将来に関しては不透明となっている。
復帰する予定の選手はアストン・ビラ、PSV、ヘーレンフェーンとリボルノにそれぞれレンタルされていたペペ・レイナ、リカルド・ロドリゲス、アレン・ハリロビッチ、そしてアレッサンドロ・プリッツァーリだ。
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