1/31をもってプレミアリーグの冬の移籍市場は幕を閉じた。
毎年のように、締切最終日に突如動き出すケースが多いのが冬の移籍であるが、各クラブ一体どんな選手の補強を施したのだろうか。今回は特に移籍市場を賑わせたクラブの主な移籍結果をご紹介したい。
アーセナル
獲得
パブロ・マリ(フラメンゴより期限付き加入)
セドリック・ソアレス(サウサンプトンより期限付き加入)
エディ・エンケティア(リーズよりローンバック)
放出
エミール・スミス=ロウ(ハダースフィールドへ期限付き移籍)
コンスタンティノス・マヴロパノス(ニュルンベルクへ期限付き移籍)
アーセナルはディフェンスラインのメンテナンスを行い、パブロ・マリやセドリック・ソアレスを補強した。ミケル・アルテタ監督の施術はアーセナルを救えるか。
アストン・ビラ
獲得
ダニエル・ドリンクウォーター(チェルシーより期限付き加入)
ペペ・レイナ(ACミランより期限付き加入)
ムブワナ・サマッタ(ヘンクより加入)
トム・ヒートンの負傷によりGK補強が急務だったアストン・ビラは、ペペ・レイナを迎えることができた。約6年半ぶりのプレミアリーグ復帰にレイナ本人も嬉しく思っていることだろう。
ブライトン
獲得
アーロン・ムーイ(ハダースフィールドより完全移籍)
ブライトンは今シーズンから期限付き加入したアーロン・ムーイの完全移籍を決断した、グレアム・ポッター指揮官が意図するサッカーはもはやムーイなくしては実現は難しいだろう。
クリスタル・パレス
獲得
ジェンク・トスン(エバートンより期限付き加入)
クリスタル・パレスは前線の補強としてエバートンよりジェンク・トスンを獲得。エバートンではドミニク・キャルバート=ルーウィンにポジションを奪われ出場機会に恵まれなかったトスンだったが、加入して2戦目のマンチェスター・シティ戦で早速先制点を挙げるなど結果を出している。
レスター・シティ
獲得
ライアン・ベネット(ウルブスより期限付き加入)
放出
アンディ・キング(ハダースフィールドへ期限付き移籍)
レスター・シティはライアン・ベネットをウルブスより獲得した。昨シーズンウルブスの3バックの一角としてヨーロッパリーグ出場圏獲得に大いに貢献したが、今シーズンは出場機会に恵まれず新天地移籍を決断した。
リバプール
獲得
南野拓実(ザルツブルグより加入)
リバプールはザルツブルグより南野拓実を獲得。チャンピオンズリーググループステージで対戦したことが、今回の移籍のきっかけにつながったということは言うまでもない。
マンチェスター・シティ
放出
アンへリーニョ(ライプツィヒへ期限付き移籍)
マンチェスター・シティは獲得選手はおらず、アンへリーニョの放出が目立った動きだった。今シーズンPSVから買い戻される形でシティに加入したが、同ポジションであるベンジャミン・メンディを超えることはできなかった。
マンチェスター・ユナイテッド
獲得
ブルーノ・フェルナンデス(スポルティング・リスボンより加入)
オディオン・イガロ(上海申花より期限付き加入)
放出
アシュリー・ヤング(インテルへ移籍)
マルコス・ロホ(エストゥディアンテスへ期限付き移籍)
マンチェスター・ユナイテッドはブルーノ・フェルナンデスとオディオン・イガロを獲得。いずれも攻撃面での活性化を狙っての補強であることは確かだ。特にブルーノ・フェルナンデスの加入は、ユナイテッドの攻撃的戦術に厚みをもたらすことになるだろう。
ニューカッスル・ユナイテッド
獲得
ナビル・ベンタレブ(シャルケより期限付き加入)
ダニー・ローズ(トッテナムより期限付き加入)
放出
キ・ソンヨン(契約解除でフリー)
ニューカッスルはナビル・ベンタレブとダニー・ローズの期限付き加入を発表。共にトッテナム時代にプレーしていた経験もあり、連携面でも大いに期待できそうだ。
シェフィールド・ユナイテッド
獲得
ジャック・ロドウェル(フリー加入)
サンデル・ベルゲ(ヘンクより加入)
シェフィールド・ユナイテッドはジャック・ロドウェルとサンデル・ベルゲ
をそれぞれ獲得。特にサンデル・ベルゲはヘンクの中盤の要として君臨しチャンピオンズリーグでも一際活躍を見せた。クリス・ワイルダー監督が彼らをどのようにアレンジするのか注目したい。
サウサンプトン
獲得
カイル・ウォーカー=ピータース(トッテナムより期限付き加入)
放出
セドリック・ソアレス(アーセナルへ期限付き移籍)
吉田麻也(サンプドリアへ期限付き移籍)
サウサンプトンはトッテナムよりカイル・ウォーカー=ピータースを獲得。アーセナルへセドリック・ソアレス移籍させたため右サイドバックの補強を敢行した。
トッテナム・ホットスパー
獲得
ジェドソン・フェルナンデス(ベンフィカより期限付き移籍)
ジオヴァニ・ロ・チェルソ(ベティスより完全移籍)
ステーフェン・ベルフワイン(PSVより加入)
放出
クリスティアン・エリクセン(インテルへ移籍)
カイル・ウォーカー=ピータース(トッテナムより期限付き加入)
ダニー・ローズ(ニューカッスルへ期限付き移籍)
トッテナムは今冬にようやくクリスティアン・エリクセン移籍問題に終止符を打つことができた。それはジオヴァニ・ロ・チェルソがスパーズに馴染み始めたことが大きいと見ている。クラブはエリクセンの移籍発表と同時にロ・チェルソの完全移籍を発表した。
ワトフォード
獲得
ジョアン・ペドロ(フルミネンセより加入)
イグナシオ・プッセート(ウディネーゼより加入)
ワトフォードは18歳のブラジル人ストライカー、ジョアン・ペドロを獲得。かつて彼と同じフルミネンセからワトフォードに加入したリシャルリソンと同じ道を辿ることになった。またイグナシオ・プッセートは初出場を果たしたプレミアリーグ第23節トッテナム戦でエリック・ラメラの決定機をゴールライン上で防ぎ、このプレーで既にウディネーゼへ支払った移籍金の回収ができたのではないかと言われている。
ウェストハム・ユナイテッド
獲得
ダレン・ランドルフ(ミドルスブラより加入)
ジャロッド・ボーエン(ハル・シティより加入)
低調なシーズンをもう終わりにすべく、ウェストハムはダレン・ランドルフとジャロッド・ボーエンを獲得。特にボーエンは今シーズンハル・シティで29試合出場し16ゴール7アシストと絶好調。鳴り物入りでロンドンへ進出を果たした。
ウルブス
獲得
レオナルド・カンパーナ(バルセロナより加入)
ダニエル・ポデンス(オリンピアコスより加入)
放出
イヴァン・カヴァレイロ(フラムへ移籍)
ライアン・ベネット(レスター・シティへ期限付き移籍)
ウォルバーハンプトン・ワンダラーズはレオナルド・カンパーナとダニエル・ポデンスを新たに迎え入れた。カンパーナは前途有望な若手として、ポデンスはヨーロッパリーグの経験値を買われての移籍と言えるだろう。
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