Jリーグ アビスパ福岡

アビスパ福岡DF三國ケネディエブス、独占インタビュー。ペッキア監督との出会い、ユーベU23参加の様子、CBとしての熱意を語る

写真提供: ⓒ avispa fukuoka

CBを選んだ理由と魅力。憧れの選手。今後の目標

D:
そもそも、なぜセンターバックを選んだのですか?

M:
センターバックになったのは高校2年の時で、その前はフォワードでした。高2になる前の春の遠征でフォワードとしてなかなか結果出せなくて、でも高2から注目浴びないとプロになるのは難しいと思いました。自分の身長とスピードを生かすためにはセンターバックしかないと思って、そのポジションでやることを決めました。

D:
実際にセンターバックになって、思っていたのと違ったことはありますか?

M:
奥深さを感じましたね。まずは集中力を切らせたら絶対にダメなポジションだということがわかりました。センターバックはディフェンスの要であって、ミスが許されないポシションです。僕はあまり集中力がないと昔から良く言われていて、集中力を切らせないことがセンターバックになる一番の壁でした。

D:
センターバックの魅力は何だと思いますか?

M:
自分の個人的な意見になるのですが、相手からボールを奪取したり、インターセプトしたりすることは魅力的です。特に体をぶつけて相手を吹っ飛ばすようなプレーができた時が気持ち良い。

D:
それを聞いて私の印象に残っているのは、去年開幕戦前のサガン鳥栖との練習試合で、フェルナンド・トーレスと三國選手がやりあったシーンです。アトレティコ・マドリード、リバプール、チェルシー、そしてミランでプレーした国際的なスター選手との勝負のことを教えてください。

M:
あれはすごく良い経験でした。フェルナンドは体がすごく強くて、体幹がしっかりしている。でもセンターバックは自分より格上の選手と勝負するときに気持ちが大事で、その時は気持ちで戦いに行った感じです。良いプレーができましたが、やはり緊張しましたね。

D:
参考にしている、または目標としているプレイヤーはいますか?

M:
センターバックになってからは、レアル・マドリードのセルヒオ・ラモスをずっと目指してきました。彼はセンターバックとしてチームを守りながら、ヘディングでたくさんの得点も決めている。かっこいいです。

また、最近はリバプールのフィルジル・ファン・ダイクにも憧れています。彼は対人守備にすごく強くて(2018年3月以来1年5ヶ月間一度もドリブル突破を許さなかった)、僕も彼のようなセンターバックになりたいと思うようになってきました。

D:
2020年になりました。今年の目標を教えてください。

M:
怪我をしないでスタメンとして全試合に出ること、そして公式戦で得点を決めることが今年の僕の目標です。監督も新しくなって全員ゼロからのスタートになるので、キャンプ時期から自分の年齢を気にせずに、自分がリーダーシップを取っていきたいと思います。

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名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

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