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引退発表のロッベン。輝かしいキャリアを振り返る

バイエルン・ミュンヘン時代

前述したとおり、マドリードからの退団が決定的となったロッベンはバイエルン・ミュンヘンに移籍。クラブからの期待値は高く、1シーズン目から背番号「10」を背負うこととなった。バイエルン加入後のロッベンは獅子奮迅の活躍。マドリード時代ほどではないが、負傷に苦しめられていたものの、多くのゴールとアシストで貢献している。

2012/2013シーズンはクラブにとってもロッベンにとっても特別なシーズンとなっただろう。ブンデスリーガ最速優勝を果たすと、DFBポカール(国内カップ戦)を制覇。2年連続で決勝に進出したCLではボルシア・ドルトムントを下して優勝し、3冠を達成した。この年はこれだけでなく、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブワールドカップも制し、5冠を達成している。

20014/2015シーズンにバイエルンでの100ゴール目を記録したロッベンは、その後も順調にゴールを重ね、2017年にはクラブの外国籍選手、リーグ戦最多ゴール記録(93ゴール)を更新した。

2018年12月にバイエルン退団を発表したロッベン。5月18日のブンデスリーガ最終節、フランクフルト戦で得点を挙げ、サポーターとの別れをゴールで飾った。ロッベンのブンデスリーガ最後のゴールは、通算99点目。100得点には惜しくも届かなかった。

タイトル

FIFAクラブワールドカップ:1回 (2013)

UEFAチャンピオンズリーグ:1回 (2012-13)

UEFAスーパーカップ:1回 (2013)

ブンデスリーガ:8回 

DFBポカール:5回 

DFLスーパーカップ:5回


オランダ代表

2003年4月30日に行われた、ポルトガル代表との国際親善試合でオランダ代表デビューを飾ったロッベン。その後も代表に定着したロッベンは2006年のドイツワールドカップ(W杯)でW杯デビュー。初戦のセルビア戦では18分に決勝点となるゴールを挙げている。

EURO2008ではグループステージを全勝したものの、ベスト8に終わったオランダ代表。しかし、2010年の南アフリカW杯では準決勝に進出した。ロッベンは負傷により出遅れたものの、決勝トーナメント1回戦のスロバキア戦、準決勝のウルグアイ戦でゴールを挙げる活躍。優勝こそ逃したものの、決勝進出に大きく貢献している。

EURO2012は死のグループで苦戦し、グループリーグ3連敗。しかし、2014年のブラジルW杯では2大会連続の準決勝進出を達成。ロッベンは3ゴールを挙げる活躍を見せている。しかし、2018年のロシアW杯予選で敗退が決定すると、代表からの引退を表明した。


 

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名前:菊池大将
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