ニース セリエA

悪童バロテッリはイタリア復帰へ。剛腕代理人ライオラが4クラブに売り込みか

 ニースのFWマリオ・バロテッリにどうやらセリエAの複数クラブが興味を示しているようだ。現地時間8日、イタリア紙『トゥットスポルト』やイタリアメディア『Rai Sport』がこれを伝えている。

 バロテッリは昨夏に日本代表DF酒井宏樹が所属するオリンピック・マルセイユ移籍間近となっていたものの、両クラブが移籍金で合意に達することができず、ニースに残留。

 しかし同選手は今季開幕直後に体重の増加によりコンディション調整不足を露呈するとここまで低調なパフォーマンスに終始。またチームを率いるパトリック・ビエラ監督との間で問題を抱えており、ジャン・ピエール・リベール会長も放出が既定路線であることを示唆するコメントを残していた。

 ニースは今夏にクラブとの契約が満了を迎えるバロテッリをこの1月の移籍市場期間中に放出することを目論んでいる。ただマルセイユは年明けに行われたフランス国内カップ戦において4部のアマチュアクラブ相手にまさかの敗戦を喫し、リュディ・ガルシア監督解任の可能性が高まっていることから、同選手の移籍先候補ではなくなった模様。

 それでもイタリアメディアは代理人を務めるミノ・ライオラ氏がパルマ、サンプドリア、ボローニャ、サッスオーロの4クラブに売り込みをかけているものとみられ、イタリア復帰に近づいているようだ。

 一時期はニースで復調したものの、自身のコンディション不良によりクラブ首脳陣からの信頼を損ねてしまったバロテッリにチャンスを与えるクラブは出てくるのだろうか。