今季も大いなる盛り上がりを見せているチャンピオンズリーグ(CL)グループステージは早くも折り返し地点に差し掛かっている。ここまでビッグクラブが思わぬ形で勝ち点を取りこぼしたり、地力を見せて3連勝を飾ったりしているが、今回は全グループの順位表と今後の展望を紹介する。
グループA
第3節の結果
・クラブ・ブルッヘ1-1モナコ
・ボルシア・ドルトムント4-0アトレティコ・マドリード
1位:ボルシア・ドルトムント―勝ち点9(3勝0分0敗)
2位:アトレティコ・マドリード―勝ち点6(2勝0分1敗)
3位:モナコ―勝ち点1(0勝1分2敗)
4位:クラブ・ブルッヘ―勝ち点1(0勝1分2敗)
モナコの不振もあり、グループAは早くも2強2弱の構図となっている。アトレティコがドルトムント戦で大敗を喫したことは意外だったものの、実質この2クラブの首位通過争いと考えて良いかもしれない。
グループB
第3節の結果
・PSV2-2トッテナム・ホットスパー
・バルセロナ2-0インテル
1位:バルセロナ―勝ち点9(3勝0分0敗)
2位:インテル―勝ち点6(2勝0分1敗)
3位:PSV―勝ち点1(0勝1分2敗)
4位:トッテナム・ホットスパー―勝ち点1(0勝1分2敗)
久々にCLの舞台に戻ってきたインテルが開幕節での劇的勝利を皮切りに勢いを見せているものの、バルセロナ相手には地力の差を見せつけられた。そのバルセロナは次節インテルとのリターンマッチで勝利するとグループステージ突破が確定する。
グループC
第3節の結果
・パリ・サンジェルマン2-2ナポリ
・リバプール4-0レッドスター・ベオグラード
1位:リバプール―勝ち点6(2勝0分1敗)
2位:ナポリ―勝ち点5(1勝2分0敗)
3位:パリ・サンジェルマン―勝ち点4(1勝1分1敗)
4位:レッドスター・ベオグラード―勝ち点1(0勝1分2敗)
実力派の3クラブが同居しているグループCは史上稀に見るハイレベルな争いとなっている。カルロ・アンチェロッティ率いるナポリが開幕節でレッドスターから2ポイントを取りこぼしたものの、リバプールやPSGと互角以上に渡り合っている状況だ。
グループD
第3節の結果
・ロコモティフ・モスクワ1-3ポルト
・ガラタサライ0-0シャルケ
1位:ポルト―勝ち点7(2勝1分0敗)
2位:シャルケ―勝ち点5(1勝2分0敗)
3位:ガラタサライ―勝ち点4(1勝1分1敗)
4位:ロコモティフ・モスクワ―勝ち点0(0勝0分3敗)
CL優勝候補が見当たらず、当初から混戦模様と予想されていたグループDは上位3クラブが3ポイント内にひしめき合っている。ガラタサライとしては今節のシャルケ戦でドローに終わったことが誤算であるのかもしれない。
グループE
第3節の結果
・AEKアテネ0-2バイエルン・ミュンヘン
・アヤックス1-0ベンフィカ
1位:アヤックス―勝ち点7(2勝1分0敗)
2位:バイエルン・ミュンヘン―勝ち点7(2勝1分0敗)
3位:ベンフィカ―勝ち点3(1勝0分2敗)
4位:AEKアテネ―勝ち点0(0勝0分3敗)
当初グループステージ突破を早々に決めると思われていたバイエルンがアヤックスに引き分けたことにより、やや混戦気味ではある。ただバイエルンは第5節のベンフィカ戦で確実に白星を飾ることができればグループステージ突破は安泰となるだろう。
グループF
第3節の結果
・ホッフェンハイム3-3リヨン
・シャフタール・ドネツク0-3マンチェスター・シティ
1位:マンチェスター・シティ―勝ち点6(2勝0分1敗)
2位:リヨン―勝ち点5(1勝2分0敗)
3位:シャフタール・ドネツク―勝ち点2(0勝2分1敗)
4位:ホッフェンハイム―勝ち点2(0勝2分1敗)
シティは開幕節でリヨンに思わぬ敗戦を喫したものの、以降は安定した戦いが続いておりグループステージ突破は安泰と考えてよいかもしれない。リヨンは最終節のアウェイでのシャフタール戦でグループステージ突破への行方が決まる可能性がありそうだ。
グループG
第3節の結果
・ローマ3-0CSKAモスクワ
・レアル・マドリード2-1ビクトリア・プルゼニ
1位:ローマ―勝ち点6(2勝0分1敗)
2位:レアル・マドリード―勝ち点6(2勝0分1敗)
3位:CSKAモスクワ―勝ち点4(1勝1分1敗)
4位:ビクトリア・プルゼニ―勝ち点1(0勝1分2敗)
クリスティアーノ・ロナウドの穴を埋められず、得点力不足に喘いでいるマドリードがアウェイでのCSKAモスクワ戦で黒星を喫したことにより、混戦模様となっている。一時期の不振を脱したローマは次節ロシアの地で3ポイントを掴むとグループステージ突破へ視界が広がることだろう。
グループH
第3節の結果
・ヤング・ボーイズ1-1バレンシア
・マンチェスター・ユナイテッド0-1ユベントス
1位:ユベントス―勝ち点9(3勝0分0敗)
2位:マンチェスター・ユナイテッド―勝ち点4(1勝1分1敗)
3位:バレンシア―勝ち点2(0勝2分1敗)
4位:ヤング・ボーイズ―勝ち点1(0勝1分2敗)
下馬評通り、今季のCL優勝候補であるユベントスが他の3クラブに地力の差を見せつけており、次節のユナイテッド戦で勝利すれば早くもグループステージ突破が確定する。一方ユナイテッドはバレンシアとのリターンマッチでの結果次第ではヨーロッパリーグ(EL)に回る可能性も出てくるだろう。
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