セリエA

ミランはカカ2世を獲得できるのか。イタリアへ上陸した南米産の逸材7選

ミランが「カカ2世」という呼び名の高いルーカス・パケタ獲得に迫っていることがイタリア国内やブラジルブラジル国内で大きな話題となっている。そこで今回は過去に若い年齢でイタリアへ渡った南米出身の逸材を紹介する。


パウロ・ディバラ

国籍:アルゼンチン、ポーランド、イタリア
移籍元・移籍先クラブ:インスティトゥート・デ・コルドバ⇒パレルモ(2012年夏に加入)
移籍金:1190万ユーロ(約15億円)
現所属クラブ:ユベントス

当時パレルモの名物会長であったマウリツィオ・ザンパリーニが「アグエロ2世」と豪語するほどの逸材としてセリエA参戦を果たしたディバラは、2014/15シーズンに2桁ゴール・アシストをマークすると、2015年夏に4000万ユーロ(約52億円)でユベントスに加入。今や欧州サッカー界を代表するスター選手まで上り詰めている。


ルーカス・トレイラ

国籍:ウルグアイ、スペイン
移籍元・移籍先クラブ:モンテビデオ・ワンダラーズ⇒ペスカーラ(2014年夏にユースチームに加入)
移籍金:不明
現所属クラブ:アーセナル

2014年のペスカーラ加入当初から能力の片りんを見せていたトレイラは2015年にサンプドリアが獲得。1年のレンタルを経て合流すると、持ち前のポジショニングセンスやカバーリングを発揮し不動のレギュラーに定着した。ワールドカップ・ロシア大会でも主力として出場し、今夏にアーセナルへと旅立っている。


アリソン・ベッカー

国籍:ブラジル、ドイツ
移籍元・移籍先クラブ:インテルナシオナル⇒ローマ(2016年夏に加入)
移籍金:800万ユーロ(約10億円)
現所属クラブ:リバプール

2016年にポーランド代表GKボイチェフ・シュチェスニーのバックアッパーとして加入したアリソンはヨーロッパリーグ(EL)で好パフォーマンスを披露すると、昨季はチャンピオンズリーグ(CL)でチームをベスト4に導いた。同選手はローマでの実績が認められる形で今夏にリバプールに加入している。


ガブリエウ・バルボーザ

国籍:ブラジル
移籍元・移籍先クラブ:サントス⇒インテル(2016年夏に加入)
移籍金:2950万ユーロ(約38億円)
現所属クラブ:サントス(レンタル移籍で加入中)

2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックでブラジルU23代表として出場し、チームを優勝に導いたガブリエウ・バルボーザだったが、インテルではほとんど出場機会が与えられることなく、ベンフィカや古巣サントスへレンタル放出されている。ただ現在でも同選手の保有権はインテルが保持している。


ロドリゴ・ベンタンクール

国籍:ウルグアイ
移籍元・移籍先クラブ:ボカ・ジュニアーズ⇒ユベントス(2017年夏に加入)
移籍金:1050万ユーロ(約14億円)
現所属クラブ:ユベントス

FWカルロス・テベスの取引で関係を深めたユベントスとボカ・ジュニアーズは当時から中盤で類いまれな能力を発揮していたベンタンクールの移籍で合意。ユベントスは同選手を他クラブにレンタル放出することなく、加入1年目から戦力として計算していることから期待値の高さがうかがえる。


ラウタロ・マルティネス

国籍:アルゼンチン
移籍元・移籍先クラブ:ラシン・クラブ⇒インテル(2018年夏に加入)
移籍金:1600万ユーロ(約21億円)
現所属クラブ:インテル

この夏に鳴り物入りでインテルに加入したラウタロ・マルティネスは、プレシーズンでアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディと連携面で対応可能であることをルチアーノ・スパレッティ監督にアピール。シーズン開幕後はコンディションが万全でないことから欠場を余儀なくされることもあったが、直近2戦で再び出場機会を取り戻している。


ルーカス・パケタ

国籍:ブラジル
移籍元・移籍先クラブ:フラメンゴ⇒ミラン(未加入)
移籍金:3500万ユーロ(約45億円)
現所属クラブ:フラメンゴ(10月11日時点)

ブラジルメディア『GloboEsport』が現地時間10日にミランへの加入間近に迫っていると報じたことをきっかけに、周囲から注目を集めているルーカス・パケタはかつてブラジル代表をけん引していたカカとプレースタイルが似通っていることで知られている。もしミランへの移籍が決定すれば、セリエAクラブが獲得したブラジル人選手の中で移籍金は最高額となるようだ。