代表チーム クロアチア代表

いよいよ決戦の時!決勝戦で注目すべき重要な3つのポイント

マルセロ・ブロゾビッチ 写真提供:Getty Images

 ブロゾビッチかクラマリッチか

 クロアチアが今大会採用しているシステムは、基本的には2つ、4-2-3-1と4-3-3だ。このシステムの違いは、マルセロ・ブロゾビッチが出るのか、アンドレイ・クラマリッチが出るのかで変わってくる。ブロゾビッチはアンカーとして起用され、その時のラキティッチとモドリッチはインサイドハーフに入る。守備時に4-1-4-1となることで相手にバイタルエリアを使わせない意図も感じられる。それがはまったのがアルゼンチン戦で、コンパクトな守備組織を相手にアルゼンチンはライン間でボールを受けることが全くできなかった。しかしデンマーク戦ではここを通り越す一発のロングボールによって責められたことで苦戦。ブロゾビッチの存在を活かすことができなかった。

 一方のクラマリッチはトップ下で起用されることが多い。実質セカンドトップのような性格の選手で、守備時も4-4-2に近い形で、相手の2CBにプレッシャーをかけやすくすることもある。この場合のラキティッチとモドリッチは3列目に配置され、より後ろからの攻撃参加になる。ロシア戦では先発出場で、マンジュキッチが空けたスペースをうまく使って得点した。

 フランスは4-2-3-1を一貫して採用しているため、単純に相手にマッチアップさせる形をとるのであれば、ブロゾビッチを起用した4-3-3になるだろう。しかしフランスはブレーズ・マテュイディが左から中央へ絞り、アントワーヌ・グリーズマンが左に流れて、4-3-3もしくは4-5-1の守備ブロックを敷くこともできる。クロアチアがクラマリッチとブロゾビッチのどちらを先発させるかで、攻守の狙いが見えてくるはずだ。

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