大会:ロシアワールドカップ
カード:スペイン対ロシア
スコア:1-1(3-4)
ロシア担当:ペペ土屋( @PPDOLPHINS )
スペイン担当:菊池大将(@yukkenokonoko)
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審
スペインMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):セルヒオ・ラモス
グループステージとは比べられないほど高い集中力で、スペインのディフェンスを支えた。ビルドアップや組み立ての部分での貢献も大きく、オウンゴールにはなったが先制点を奪った。PKの場面でもしっかりと決めきり、相手に揺さぶりをかけた。
スペインTHW(ザ・ハード・ワーカー):コケ
高い集中力と豊富な運動量でロシアのカウンターに対処。ブスケツへのサポートも怠らず、自身が与えられた役割をしっかりとこなした。PKは失敗したが、彼が責めを負う必要はないだろう。
スペインMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ジェラール・ピケ
高いパフォーマンスを発揮し、カバーリングなど高いレベルでプレーした。しかし、競り合いの場面でハンドを犯しロシアにPKを献上してしまう。このPKからの失点がスペインを終始苦しめることに。
ロシアMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):イゴール・アキンフェエフ
PK戦で2本ストップ。母国をベスト8に導いた。長年ロシア代表で活躍する男は、120分間集中力を切らさずに、スペイン相手に最少失点で抑えた。
ロシアTHW(ザ・ハード・ワーカー):アレクサンドル・ゴロビン
信じられないスタミナをこの試合でも存分に発揮。延長後半でもスプリントを繰り返せる驚異的な身体能力を見せた。カウンターの基点としてジューバとともに攻撃を牽引し、常にスペインディフェンスの脅威となった。
ロシアMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):対象者なし
スペイン監督:フェルナンド・イエロ
タイトな守備ブロックを形成するロシアに対して、中盤の脇のスペースに人を置いたり、1度サイドで起点を作り偏重を生み出してから逆サイドに振るなどして突破を図った。カウンターに威力があるロシアに対してはコケをスタートで起用し、リスクマネジメント。しかし、これにより高い位置での枚数が不足し、前線が孤立する場面も。中々バランスを崩す決断が下せなかった。イニエスタの投入で事態は改善に向かうが、それでもゴールは生まれず。攻守のバランスに苦しんだ試合となった。
ロシア監督:スタニスラフ・チェルチェソフ
5-4-1のコンパクトな守備ブロックを自陣深くに敷いて、スペインを最後まで跳ね返し続けた。ポイントにしていたのは、ブスケツをワントップのジューバがマンツーマンでみて試合から追い出すこと。もうひとつは3センターバックの両脇の選手が、自分の前のスペースに縦パスを入れさせない守備をしていたこと。右のハーフスペースに流れることが多かったシルバはボールを触ることができず、もうひとつ外のポジションでプレーすることを余儀なくされた。とにかく驚異的な運動量で延長後半まで走り続け、最後まで集中力を切らさなかった。あれだけ走った後に誰もPKをふかさなかったことにも驚かされた。
主審:ビョルン・カイパーズ
VARと連携を取りながらしっかりとレフェリング。正確な判断で試合を滞らせることなく円滑に進めた。
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