今季までナポリの監督を務めていたマウリツィオ・サッリ氏はチェルシー指揮官就任の可能性が高まっているようだ。24日、『スカイスポーツ・イタリア』をはじめとするイタリア国内主要メディアが一斉に報じている。
サッリ氏は2015年夏から3シーズンに渡りナポリ指揮官を務めており、今季はシーズン終盤までユベントスと激しいスクデット争いを展開するなど成果を挙げたものの、元バイエルン・ミュンヘン監督のカルロ・アンチェロッティへの指揮官交代に伴い、ナポリを離れた。
同氏の動向を巡っては、以前からアントニオ・コンテ監督に替わり来季からチェルシー指揮官に就任する可能性が取りざたされているが、どうやら日本時間25日にもロンドンへ出向き、チェルシー幹部と会談を行うようだ。また先日ロベルト・マンチーニ監督の契約解除を発表していたゼニト・サンクトペテルブルクもサッリ氏招聘(しょうへい)を狙っているものとみられ、同氏の代理人が今後数日以内にテーブルに着く模様。
なおチェルシーはコンテ監督との契約を来夏まで残しており同監督も今夏の辞任に否定的な考えを持っていることから、もし今夏に解任する場合は多額の違約金を支払う可能性が高いと伝えられている。またコンテ監督解任の場合の後任にはサッリ氏のみならず、2014/15シーズンにバルセロナでチャンピオンズリーグ(CL)を含めた3冠を成し遂げたルイス・エンリケ氏や元パリ・サンジェルマン指揮官のローラン・ブラン氏などの名前も挙がっているようだ。
アンチェロッティ氏のナポリ監督就任により、早くも指揮官の“玉突き移籍”の様相を呈しているが、果たして元銀行員であるサッリ氏の行き先はどこになるのだろうか。
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