大会:J1リーグ
カード:FC東京対北海道コンサドーレ札幌
スコア:0-0
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審
FC東京MOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):高萩洋次郎
ポジショニングミスは少なく、素早い寄せで守備を引き締めた。攻撃面でもファイナルサードに入り込み、決定的なラストパスも提供した。
FC東京THW(ザ・ハード・ワーカー):チーム全員
各々が与えられた守備のタスクを完遂。規律を守り組織的なディフェンスで無失点に抑えた。前線の選手は積極的なプレスバック、中盤、サイドバックは素早いサポートで厚みのある攻撃を支えた。
FC東京MDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ディエゴ・オリベイラ
身体の強さを活かして懸命に戦ったが、ゴールまでの距離が遠く決定的な場面は迎えられず。
北海道コンサドーレ札幌MOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):福森晃斗
試合トップのインターセプト4本を記録し、攻撃でも正確な左足で違いを作った。シュートブロックも冴えわたっていた。
北海道コンサドーレ札幌THW(ザ・ハード・ワーカー):ク・ソンユン
4つのセーブを記録してクリーンシート達成。安定したパフォーマンスでミスもなかった。
北海道コンサドーレ札幌MDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ジェイ・ボスロイド
厳しいマークに苦しみ、思ったようにボールを受けられなかった。空中戦の強さは相変わらずだったが、クロスに対しても味方と呼吸が合わないシーンが見られた。
FC東京監督:長谷川健太
札幌のロングボール戦法に苦しんだが、中央を締めて得点を許さず。サイドバックの裏に広がるスペースを上手く消したことで、札幌の攻め手を封じている。いい崩しでチャンスを作るも、最後の局面での精度が足りずに得点を奪いきれなかった。交代選手で流れを変えられる選手がいない点は不安要素。主力とベンチメンバーの差は歴然だ。
北海道コンサドーレ札幌監督:ミハイロ・ペトロビッチ
三好康児の出場停止により、都倉をシャドーに配置してジェイの1トップで試合に挑んだ。前線にいつもよりも高さがあったために、比較的多くのロングボールを2人に供給して活路を見出そうとした。室屋と対峙した菅が奮闘した一方で、攻撃の形のひとつである駒井のサイドで、三好の欠場が響いたのかチャンスを作ることができなかった。守備では3バックとGKの4人がソリッドなパフォーマンスを見せ、その前にいる宮澤も非常に献身的に働いていた。最後の場面で身体を張ったシュートブロックが連発したのはチームの状態の良さを表している。
主審:山本雄大
橋本拳人やチャナティップの足裏を見せたタックルなど危険なプレーもあったが、適切なタイミングで笛を吹いて選手をコントロール。ハンドの判定は議論の余地が残る。
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