バルセロナのMFセルジ・ロベルトは日本時間7日未明にバルセロナの本拠地・カンプ・ノウで行われた“エル・クラシコ”で一発退場となったことにより、スペインサッカー連盟(RFEF)から4試合の出場停止処分を科されたようだ。10日、スペイン紙『マルカ』をはじめスペイン国内の複数メディアが報じている。
セルジ・ロベルトは前半終了間際の48分、ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンにバックパスを出す際に、プレッシャーをかけていたマドリードのブラジル代表DFマルセロを殴ったとしてレッドカードを提示され退場処分となっていた。
クラシコで主審を務めていたアレハンドロ・ホセ・エルナンデス・エルナンデス氏は同選手の行為について「セルジ・ロベルトは腕で相手選手を殴っており、ボールとは関係ない位置での行き過ぎた行為である」と述べており、RFEFも「他選手への負傷を伴わない暴力行為」として複数試合の出場停止処分に当たると判断したものとみられる。
またこの処分により、同選手は今季のリーグ戦残り3節(ビジャレアル戦、レバンテ戦、レアル・ソシエダ戦)に加え、来季のリーグ戦開幕前に行われるスーペルコパ・デ・エスパーニャ1stレグ・セビージャ戦への出場が不可能となっている。
なおこの判定を巡っては同選手の退場後、バルセロナの複数選手がすぐにエルナンデス主審のもとに詰め寄り猛抗議を行ったことに加え、ハーフタイム時にドレッシングルームに両クラブの選手が戻る際に、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが同主審に圧力をかけた可能性が伝えられている。
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