レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は前人未踏のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇へ向け大きく前進したことに満足感を示しているようだ。2日、フランスメディア『France24』がこれを伝えている。
マドリードは本拠地・エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウで日本時間2日未明に行われたCL準決勝2ndレグ・バイエルン・ミュンヘン戦で2-2のドローで終え、2試合合計スコア4-3でキエフ行きの切符を勝ち取っている。試合後、ジダン監督はCL決勝進出を決めたことについて「まさにこれこそがこのクラブのDNAである。我々は最後の最後まで戦うことを止めなかった、同様にバイエルンの選手たちのパフォーマンスも最高だった」と語っており、この一戦の結果に対する満足感を示すとともに、CL優勝候補だったバイエルンの健闘を称えている。
またこの一戦では今季全公式戦でわずか11ゴールと不振に陥り、周囲からの批判の的となっていた元フランス代表FWカリム・ベンゼマが2ゴールを叩き出している。ジダン監督は同選手がこの大舞台で結果を残したことについて「彼はゴールを決めるに値するパフォーマンスだった。ハードワークに徹していたし、全てを出し切っていた。我々にとって彼は常に重要な選手だし、彼にとっても今晩、ゴールを決めたことは重要だった」とコメント。今季不振に喘ぎながらも重要な試合でネットを揺らし、決勝進出に導いた同選手を称賛している。
なおマドリードは今季リーグ戦で最大のライバルであるバルセロナの後塵を拝したことからジダン監督の今夏退任の噂が取りざたされていたが、欧州の舞台で着実に結果を残していることを踏まえ来季の続投が既定路線となっているものとみられる。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドをはじめとするスター選手のマネジメントに長けた同監督がキエフでのCL決勝に向けて、今後チーム内で更なる結束力を測ることをサポーターは期待しているだろう。
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