リーグ・アン ラ・リーガ

マンC、グアルディオラの“教え子”引き抜きへすでに交渉開始か

 マンチェスター・シティはバルセロナのスペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ獲得に向けてすでに水面下で交渉を開始しているかもしれない。22日、スペインメディア『ドン・バロン』がこれを伝えている。

 ブスケツを巡っては、シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督がかつてバルセロナで指揮を執っていたときに同選手とともに仕事をしていた間柄であることから、ブラジル代表MFフェルナンジーニョの後釜として今夏の獲得を熱望していると伝えられていたが、同メディアは「すでにシティが獲得に向けてテーブルについている」と報じている。またシティは同選手に対して週給18万ポンド(約2734万円)を用意しているものとみられている。

 しかし、ここに来てパリ・サンジェルマン(PSG)もブスケツ獲得に向けてオファーを出す準備をしている模様。PSGは昨季に続けて今季もチャンピオンズリーグ(CL)ではベスト16で敗退しており、今夏も大型補強に乗り出す構えを見せている。しかしPSGは昨夏にブラジル代表FWネイマールを2億2200万ユーロ(約290億円)を要したこともあり、UEFAからファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の規定違反にかかる恐れがあり、獲得の実現性を疑問視する声もあるようだ。

 すでにプレミアリーグを制覇しており、実質上今シーズンは終了したシティはクラブ史上初となるCL制覇へ向けて中盤センターでの新戦力獲得を優先課題としているだけに、この夏も移籍市場での動きが早いかもしれない。