バルセロナが0-2で勝利した17日の第24節エイバル戦でブラジル代表フィリペ・コウチーニョは先発出場を果さなかった。このことにバルベルデ監督が言及している。18日、スペイン紙『アス』が報じた。
バルセロナには20日にチャンピオンズリーグのベスト16でチェルシー戦が控えている。しかし、コウチーニョのベンチスタートはこの重要な試合へ向けての温存というわけではない。
同選手は今季の冬まで所属していたリバプールですでに2017/2018チャンピオンズリーグの試合に出場している。そのため今季のCLには出場することができなくなっているのだ。
それにもかかわらず、クラブ史上最高額の1億4000万ポンド(約217億円)で獲得した同選手は先発出場をしなかった。一つ間違えばファンの批判の対象になりかねない。しかし、この“作戦”の裏にはバルベルデ監督の“心配”があるのかもしれない。
確かにバルセロナは好調が続く。しかし、第23節のヘタフェ戦での0-0の引き分けによってリーガ2位のアトレティコ・マドリードとの勝ち点差を7まで縮めてしまったのだ。その為、バルベルデ監督はリーガのみに集中した作戦を強いられてしまったのだろう。
試合後に、コウチーニョをベンチスタートさせた理由に関して質問されたバルベルデ監督は「チームの勝利のために最善の方法だった」からと答えている。そしてその“理由”にこう簡単な説明を付け加えた。
「先週はコウチーニョが先発し、イニエスタがしなかった。だから今週はイニエスタが先発したんだ。火曜日に試合(CL)があるのは事実だ。しかし私にとって最も重要なのは今日の試合だった」
「火曜日にコウチーニョが試合に出られないのは知っているよ。しかし、私たちには他の方法もある」
コメントランキング