インテルは11日に行われた第24節ボローニャ戦、2-1で勝利している。この勝利の裏にはインテルのフランスU-21代表FWヤン・カラモーの大活躍があった。11日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
インテルは今季前半の好調にかげりが見え出し始めていた。ここ2ヶ月間で勝利が無かった同チームにサポーターから非難の声も上がっている。
しかし、カラモーはその大活躍でチームに久しぶりの勝利をもたらした。インテルはこの試合の勝利でチャンピオンズリーグ出場圏内の3位にその順位を上げている。
セリエAでの初先発出場となるこの試合、前半開始後約100秒でカラモーは自身の価値を見せつけた。味方からのロングフィードを右サイドを駆け上がった同選手が受け取る。
カラモーが正確なパスでそこから供給したボールをクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチがエリア内にクロスし、イタリア代表FWエデルがあわせゴールネットを揺らした。しかし、これで試合が簡単になった訳ではなかった。
前半25分に元インテル所属のボローニャFWロドリゴ・パラシオがロングフィードをエリア内で受け取り技ありのゴールを決めたのだ。これで試合は振り出しに戻った。
だがインテルは諦めない。後半63分にMFラフィーニャとのワンツーで、エリア近くまでカラモーがドリブルで駆け上がった。そして同選手はエリア外からのミドルシュートを放ち、ゴールを決めたのだ。
後半73分に交代するまで同選手はその輝きを見せ続けている。その交代時にもサン・シーロのファンたちはその活躍を盛大な拍手でたたえた。
不調が続いていたインテルはこの勝利で一息をつけるかもしれない。この勝利、そして若手であるカラモーの活躍はインテルにとって明るいニュースであることは間違いないだろう。
しかし、ボローニャは現在13位と下位に位置している。そして後半68分には2枚目のイエローでDFイブラヒマ・エムバイエが退場している。このことから、インテルが完全に調子を戻したと安心するには時間がもう少し必要かもしれない。
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