セリエA インテル

長友佑都が7年在籍のインテルを退団。印象的なこれまでのキャリアを振り返る

移籍市場最終日となる1月31日、日本代表DF長友佑都は7年間在籍したインテルからトルコの名門ガラタサライへ加入。印象的なこれまでのキャリアを振り返る。

インテル電撃移籍
2010年にFC東京からチェゼーナへ期限付き移籍し、セリエAデビュー。アジアカップでは日本代表の優勝に貢献し、欧州での評価が急上昇した。

アジア杯での活躍がインテルスカウトの目に止まり、2010/2011シーズンの冬の移籍市場でインテルへ移籍決定。冬の契約交渉期間終了直前(約1時間前)に交渉が成立した。トレードとなったDFサントンがチェゼーナへの期限付き移籍をギリギリまで拒んだことが要因とみられている。

待望の初ゴール
2010/2011シーズン、セリエA第28節ジェノア戦。長友はエリア内でトラップすると、相手選手をターンで左にかわして左足シュート。これが移籍後初ゴールとなった。

ゴール後、長友はチームメートに囲まれるとお辞儀のパフォーマンス。サポーターから大きな長友コールと拍手が沸き起こった。

話題を呼んだパフォーマンス
長友が初ゴール後に見せた”お辞儀パフォーマンス”は大きな話題を呼んだ。以後、“お辞儀パフォーマンス”は慣例となり、インテルへ新たな選手が加入した際にはお辞儀パフォーマンスを行っていたようだ。

CLで内田篤人と競演
UEFAチャンピオンズリーグで史上初となる日本人対決が実現。その舞台は決勝トーナメント準々決勝であった。

長友と内田は1stレグ、2ndレグともに先発フル出場。2戦合計7-3で勝利したシャルケが史上初の準決勝へ。内田が日本人として初のCLベスト4進出を果たした。

わずか20分ほどの日本人ダービー
インテルとミランの通算211回目となった伝統の一戦で、初の日本人対決が実現した。2014/2015シーズンのセリエA第12節で長友は先発フル出場、本田は後半27分からの途中出場を果たした。

しかし、それ以降は両者がピッチ上で対戦する機会は訪れず。本田がパチューカへ移籍したことで、「ミラノダービー」での日本人の競演はわずか20分ほどで幕を閉じた。

キャプテン長友
在籍年数が増えるにつれ、キャプテンを任される機会も増えていった。2016年にはイタリア代表DFアンドレア・ラノッキアがサンプドリアへ移籍したことで、長友が最も在籍期間の長い選手となった。

サネッティ副会長にも「(長友は)すでに何試合かでキャプテンを務めている。キャプテンは常にチームを一つにまとめなければならないが、彼の姿勢、態度はそれにふさわしい」と認められていた。

インテルでの獲得タイトル
長友の移籍前年度にインテルは、セリエA、コッパ・イタリア、CLの3冠を達成していたが、長友加入後はタイトルから見放されている。

長友は初年度となる2010/2011シーズンにコッパ・イタリアを制覇したが、それ以降はタイトルを獲得できなかった。

ヨガ友
 長友はかねてからトレーニングにヨガを取り入れており、「ヨガ友」というヨガについて紹介する本を出版している。そこに目を付けたのが監督のルチアーノ・スパッレッティ氏で長友にヨガの指導を任せたようだ。

 チームのトレーニングキャンプでは長友がチームメイトにヨガを教えており、同選手も自身SNSで水中ヨガの写真を投稿するなど楽しんでいるようだ。

ヨガ友教室を開く長友佑都

名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

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