セリエA インテル

インテル、今季リーグ戦初黒星を喫す。ウディネーゼ相手に後半2失点

 セリエA第17節・インテル対ウディネーゼが日本時間16日夜に行われ、ウディネーゼが3-1で勝利している。

 前節のイタリアダービーでのスコアレスドローで勝ち点1を上積み首位をキープしているインテルは、前半から試合のペースを握りかけた矢先の14分、ウディネーゼに先制ゴールを許す。左サイドからファーストチャンスを作ったDFシルバン・ビトマーがDFダビデ・サントンからボールを奪い返すと、シュート性のグラウンダークロスをゴール前に送る。これにFWケビン・ラザーニャが合わせ、ゴールネットを揺らした。

 しかしインテルもすぐさま反撃に転じる。16分、右サイドの裏のスペースをとったMFアントニオ・カンドレーバがクロスを送ると、ウディネーゼ守備陣の手前にポジションをとっていたFWマウロ・イカルディが合わせ、すぐさま同点に追いつく。インテルはその後もウディネーゼを自陣に押し込むも、なかなか勝ち越しゴールを奪えず1-1で前半を折り返す。

 その後半開始早々、ウディネーゼは決定機を迎える。MFボルハ・バレロからボールを奪いショートカウンターに転じると、右サイドのビトマーがアーリークロスを送りこれにラザーニャが合わせる。しかしここはGKサミル・ハンダノビッチの好セーブでインテルは難を逃れる。

 ただ56分、ウディネーゼはまたしても右サイドのビトマーがインテルのペナルティエリア内にドリブルで侵入し、クロスを供給。このクロスがサントンに手が当たっていたものの、クロスを上げる際にゴールラインを割っていたとし、ゴールキックの判定に。しかしVARの結果、ゴールラインは割っておらずウディネーゼにPKが与えられる。これをFWロドリゴ・デ・パウルが沈めて勝ち越しに成功する。

 互いに決定機を作るなど、入れ替わりの激しい展開で迎えた71分、インテルは右CKからニアサイドのMFロベルト・ガリアルディーニが頭で合わせるもGKビサーリの好セーブに遭い、同点に追いつくことができない。すると76分、ウディネーゼはスペースのある左サイドからのグラウンダークロスに最後はMFアントニン・バラークが合わせゴールネット右隅を揺らし、追加点を奪う。

 これで2点差を追いかけることとなったインテルは終盤にかけて再三ウディネーゼゴールに迫るなど猛攻を仕掛けるも試合はこのまま終了、インテルは今季リーグ戦初黒星を喫している。