【日本代表】日本は3度のビハインドを追いつき、敵地でアジア王者イランと分ける

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9.24 4カ国対抗戦 日本 3-3 イラン タブリーズ]
イラン遠征中のフットサル日本代表は24日、4カ国対抗戦の第2節でフットサルイラン代表と対戦した。日本は開始早々に先制され、3度リードされる展開となったが、そのたびに追いつき、3-3の同点で試合を終えている。

今年2月のAFCフットサル選手権チャイニーズタイペイ2018の決勝戦でも対戦した両チーム。このとき日本は0-4で敗れて準優勝に終わっていた。

海外組のFP逸見勝利ラファエル、FP清水和也を除き、ほぼベストメンバーの日本に対し、イランはAFCの決勝に出場していた選手のほとんどが外れ、新戦力のテストの意味合いが強いメンバー構成。それだけに日本にとっては勝ちたい一戦だった。日本の先発はGKがピレス・イゴールから関口優志に変わったほかは、前日のウクライナ戦と同じ。FP安藤良平、FP吉川智貴、FP星翔太、FP西谷良介の名古屋オーシャンズでプレーするカルテットが選ばれた。

開始早々、日本はキックインからFPジャビッドに強烈なシュートを決められ、先制を許してしまう。その後も日本のプレーは落ち着かず、イランにチャンスをつくられた。

セカンドセットはFP滝田学、FP森岡薫、FP室田祐希のペスカドーラ町田の3選手とFP加藤未渚実(大阪)という組み合わせだった。ウクライナ戦は12名のFPを均等に3セットに分けたブルーノ・ガルシア監督だったが、この試合ではFP小門勇太とFP内田隼太をベンチに置いたまま、第3セットではFP内村俊太とFP皆本晃、そしてファーストセットで出場した吉川と星を並べた。

あまり良い形で攻められていなかった日本だが、再びセカンドセットがピッチに入ると、敵陣でボールを奪える場面が見られるようになり、加藤がシュートを放つなど少しずつチャンスをつくり出した。前半16分には右サイドから内田が入れたボールに森岡が反応し、シュートを枠に飛ばしたものの、GKに阻まれて同点に追いつくことはできなかった。19分に日本は、CKからのファー詰め、ショートカウンターからのシュートと加藤が2度、イランゴールに迫ったものの、同点に追いつけないままで前半を終えた。

後半、日本はGKをイゴールに変更し、FPは前半と同じセットでスタート。後半1分、日本は星が倒されてFKを得る。ここで素早く選手を入れると、ここまで出番のなかった小門が左足を一閃。強烈なシュートに対し、GKの死角からシュートコースに入った星が1タッチしてコースを変えてゴールに流し込み、日本が1-1の同点に追いついた。

これで勢いづきたい日本だったが、イランも11で積極に仕掛けてくる。ドリブルに対して星が食いついたところで右に展開されると、そこからカットインのシュートを決められ、日本は再びビハインドとなった。

日本はハーフウェーラインまで引いて守るイランに手こずる。それでも右サイドのキックインからのサインプレーで、星が落としたボールを室田がゴールに決めて、2-2の同点に追いついた。押し気味になった日本だったが、CKからロングカウンターを受けて失点し、この試合3度目となるリードを奪われる。

試合終盤、日本はパワープレーを開始。タイムアップが近づく中で、加藤がゴールネットを揺らして、3-3の同点に追いついた。結局、このまま試合は終了。日本は通算成績を1分け1敗として、26日にベラルーシ代表との最終戦に臨むこととなった。