Jリーグ 名古屋グランパス

損失450億円超!Jクラブは「ブラジル人選手の獲得容易に」一体何が?元名古屋・川崎MFの去就に影響も

名古屋グランパス 写真:アフロスポーツ

 ブラジルサッカー界に衝撃が走っている。ブラジル国内クラブは、ルラ大統領による賭博規制の禁止措置が10月6日に施行されることを受け、賭博関連企業からのスポンサー契約を失う模様。これが今後の移籍ウィンドウで、Jリーグクラブにも影響を与えそうだ。

 ブラジル『The Gamblest』が2日に伝えたところによると、今回の禁止措置には、スポーツ賭博の広告やスポンサーシップの禁止も含まれており、ブラジルのサッカークラブは、ユニフォームスポンサー、ピッチサイド広告、放送関連パッケージなどから得ていた年間2億5640万ユーロ(約450億円)を超える収益を失うという。

 この一報を受けて、名京法律事務所所属であり、FIFAエージェントの資格も有する弁護士の井神貴仁氏は、ブラジルでオンライン賭博が禁止されたことにより、ブラジル国内クラブの胸スポンサーから賭博会社の名前が消える可能性を指摘。

 「近年顕著だったブラジルサッカーのインフレ化の歯止めとなるのか」と予測した上で「年俸の高騰が落ち着けば、日本クラブにとってブラジル人選手の獲得が容易になるかも」と、日本サッカー界への影響について私見を述べている。

 ブラジル国内では多くの元Jリーガーがプレーしているが、このうちMFジョアン・シミッチ(元名古屋グランパス、川崎フロンターレ)には再三にわたりJクラブからの接触やオファーが報じられている。所属先のサントスの財政状況が厳しいことにくわえて、今回のオンライン賭博禁止によるブラジルサッカー界への影響が、同選手の去就に影響を与えるかもしれない。

 なお同氏が関係者から聞いた話によると、ブラジル人選手の年俸が高額でJクラブにとって獲得しづらい状況になっているとのいう。実際、ここ数年間でブラジル人選手獲得路線から方向転換するクラブもあるが、今回のオンライン賭博禁止によるJクラブへの間接的な影響に注目が集まる。