プレミアリーグ ノッティンガム・フォレスト

フォレストに就任のポステコグルー監督、アーセナル戦を前にで早くも懸念材料

アンジェ・ポステコグルー監督 写真:Getty Images

 プレミアリーグで最初の監督交代が起こった。ノッティンガム・フォレストはヌーノ・エスピリト・サント監督を9月8日に解任し、新たな指揮官探しを進めていたが、すぐに後任を決定した。クラブオーナーのエバンゲロス・マリナキス氏は、かねてより高く評価していたアンジェ・ポステコグルー監督の招聘を9日に実現させた。

 フォレストの新指揮官となったポステコグルー監督は、今2025年夏にトッテナム・ホットスパーを離れて以来のプレミアリーグ復帰となる。9日の朝にはクラブの練習場へ姿を現し、早速13日に予定されているアーセナル戦に向けて準備を開始した。しかし、その矢先に懸念材料が浮上したとUKメディア『TBR Football』が伝えた。

 フォレスト所属のDFオラ・アイナが、ナイジェリア代表として出場した現地9日に開催された南アフリカ戦(1-1)で試合開始10分に負傷交代。ポステコグルー監督にとっての初陣を前に、アイナの出場可否は不透明な状況となっている。フォレストは予防的な交代であることを願っているが、アイナは負傷を抱えたままイングランドへの長時間の移動を強いられそうだ。

 アイナの1対1での強固な守備はアーセナル戦で重要になる可能性が高い。特にアーセナルに新加入のMFエベレチ・エゼが初先発を果たす可能性がある中、その存在感は欠かせない。フォレストは仮にアイナが欠場となれば、DFネコ・ウィリアムズが右サイドに回る選択肢もあるが、左サイドではレンタル加入のDFオレクサンドル・ジンチェンコが、レンタル元のアーセナル戦に出場することはできない。

 ポステコグルー監督にとって、フォレストでの初戦はいきなり難しい試合となりそうだ。