J1優勝にむけて、日本代表DF中山雄太やMF相馬勇紀などを獲得した町田ゼルビア。8月31日に第29節の浦和レッズ戦を控えるなか、パリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太の控えに甘んじているオーストラリア代表FWミッチェル・デュークが、黒田剛監督の指導法について語っている。
2023シーズンに就任1年目ながらもJ2優勝を成し遂げた黒田監督。チームは今季ここまでJ1で首位と好成績を収めているが、トレーニングやミーティングにおける選手への厳しい声掛けで話題に。DF昌子源は先日、元Jリーガーの播戸竜二氏との対談で「残留争いをしているのかなと。ダメなところばかりで、『あれ?』と思う」と、ミーティングの様子に言及していた。
米スポーツ専門サイト『ジ・アスレチック』は、30日に町田の現状を特集。黒田監督の厳しさについて以下のように綴っている。
「彼はトレーニングにおける個々のパフォーマンスを非常に重視している。公式戦での結果よりも、トレーニングでのパフォーマンスがスタメンやベンチ入りを決定づける要因であるかのように感じるほどだ。トレーニングでのパフォーマンスに満足できない場合、その選手が公式戦でどんなプレーをしていたかに関わらず、メンバーから外す」
またJ1リーグでスタメン出場4試合にとどまっているデュークは、『ジ・アスレチック』のインタビューに対応。「黒田監督はかなり冷酷だね。どの選手もポジションが保証されていない。試合に勝っても、トレーニングで成果が出なければ、メンバーから外される。トレーニングでのパフォーマンスに基づいて、メンバーを4度変更することもあった」と、指揮官の非情采配について語っている。
Jリーグワールドチャレンジ2024開催期間中のチームスケジュールについて、「あの酷暑で90分、100分、110分のトレーニングセッションを行った。ミニブートキャンプをやったんだ。プレシーズンのトレーニングみたいだったね」と振り返ったデューク。記事では「デュークは黒田監督の方針の被害者だ」と綴られている。
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