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オランダNECで2戦連発も不満…小川航基、FW加入でレギュラー白紙か

小川航基(写真手前) 写真:Getty Images

 横浜FCからオランダ1部NECナイメヘンへ期限付き移籍した日本代表FW小川航基は、新天地でポジション争いを強いられることになりそうだ。ナイメヘンは今月23日に元オランダ代表FWバス・ドストの獲得を公式発表。チームの連敗スタートに、現地では不満が沸き起こっている。

 小川は横浜FC在籍時の2022シーズンに、J2リーグで26ゴールをマーク。今年もJ1の舞台で絶対的ストライカーとして活躍すると、先月4日にナイメヘン移籍が正式決定している。そのナイメヘンでは練習試合でアピールを続けると、今月13日のオランダ1部リーグ開幕戦で60分にコーナーキックからのヘディングシュートでゴールを奪取。19日の第2節ヘラクレス戦でもゴールをあげたが、チームは連敗を喫している。

 チーム状況が厳しい中、クラブ幹部のユリアン・パーデコーパー氏は先日、『Jarda Podcast』のインタビューで「早急にストライカーを獲得する必要がある」と補強戦略に言及。「どんなカテゴリーの選手であれ、少なくともクオリティの高い選手でなければならない。小川、ラース・オルデン・ラーセン、マグヌス・マットソンの3人だけに頼ることはできない」と語っていただけに、ドスト獲得で前線の補強に成功した格好だ。

 この補強について、オランダ紙『De Gelderlander』は「ナイメヘンはドストの得点能力をうまく活用できるだろう。チームは連敗スタートを切っており、サポーターからの不満はすでに大きい。小川は2試合つづけて良いプレーを見せた。しかしファーストストライカーの座を巡って、ドストと争わなければならない」と綴っている。

 ドストはこれまでボルフスブルク、スポルティングCPなどに在籍したほか、アイントラハト・フランクフルトでMF鎌田大地やMF長谷部誠とともにプレー。昨季終了後にオランダ1部ユトレヒトを契約満了により退団していた。