Jリーグ レノファ山口

山口ヘナンの肘打ち巡り物議「ノーファウル?」千葉GKコーチ退場も

ヘナン 写真:Getty Images

 レノファ山口は29日に行われた明治安田生命J2リーグで、ジェフユナイテッド市原・千葉相手に0-4と敗北。DFヘナンの千葉所属DF佐々木翔悟に対する肘打ち行為をはじめ、両選手によるやり合いがネット上で話題を呼んでいる。

 問題が発生したのは70分のシーン。千葉がコーナーキックを獲得すると、両選手はペナルティエリアで互いに身体を密着させながらポジションを奪い合う。ヘナンが佐々木をなかば抱きかかえる格好で倒れる。主審が両者に注意を与えたが、それでもキッカーのMF田口泰士がボールを蹴る直前に、佐々木がヘナンに倒される。

 千葉のゴール裏からブーイングが鳴り響く中、ボールがニアサイドで跳ね返されると、立ち上がろうとした佐々木とヘナンが再び接触。クリア直後、ヘナンは後ろから走ってきた佐々木に肘打ちを見舞ったのだ。

 このヘナンの行為に対して、千葉ベンチはヒートアップ。川原元樹GKコーチが審判に対して抗議する中で一発退場となったが、ヘナンや佐々木にカードが提示されることなく、試合が再開された。

 ヘナンの肘打ち行為はDAZNの中継映像で捉えられなかったものの、現地観戦していたとみられるSNSユーザーの投稿により、ツイッター(現X)上で瞬く間に拡散。ヘナンに対する批判や「ノーファウル?」などと判定への疑問が沸き起こっているほか、主審のゲームコントロール能力を疑うファンもいる。

 この試合では山口所属MF神垣陸の一発退場も含め、複数の場面を巡り審判の判定に関する議論が白熱している。ヘナンは前半から佐々木と複数回にわたりコンタクトしていただけに、エキサイトした格好だ。