今月のキリンチャレンジカップで日本代表から落選したDF吉田麻也は、シャルケを契約満了により退団。シャルケでの今シーズンを振り返るとともに、センターバックならではの苦悩を語っている。
同選手は昨年7月にシャルケと1年契約を締結。今季開幕からほぼ全試合で先発出場するなど、チームがブンデスリーガ残留争いを強いられる中でも主力選手として活躍していた。しかし今月13日に行われた第32節バイエルン戦ではバックパスが中途半端になったところを奪われて追加点を献上。このミスもあり、今季リーグ戦ラスト2試合では出番がなく、クラブも2部へ降格した。
また吉田とシャルケの契約内容については、ドイツ誌『ビルト』が「シャルケがブンデスリーガに残留した場合、吉田も残留する。その場合、彼の契約は今季終了時に切れるのではなく、自動的にもう1年延長される」と報道。ただ2部降格により契約期間延長オプションは発動されず、今月7日に退団が正式決定している。
そんな吉田は、今月14日に『Tokyo FM』で放送の「チャレンジ&カバー」に出演。「残念ながらシャルケは2部降格となり、なかなか厳しいシーズンでした。特に、シーズン前半戦にかなり勝ち点を逃してしまったのが、後半にも響いてしまったなという印象です」と、シャルケの2部降格を回顧。
「ヨーロッパで4ヵ国目のリーグでしたけど、イギリスともイタリアとも全く違うサッカーで、また色々なことを学べる機会が得られたんじゃないかなと思います」と、シャルケでのプレーをポジティブに捉えている。
またリスナーから「今シーズン一番の好プレーは?」と質問を受けると、「質問にあるベストプレーというのが、センターバックにとっては非常に難しいんですよ。なぜかというと、目に見えるシュートなどがないんですよね」
「しかも今シーズンはゴールがないので、ベストプレーを挙げるのは難しいんですけど、試合にはかなり多く出ることができました。リーグ戦は29試合、出場時間2554分ということで、チームでは一番出たのかな?」
「リーグでの空中戦が9位、1試合当たりのシュートブロックが6位とかなり中途半端。なんとも持ち上げにくい話なんですけど、そういうのを積み重ねた先に、またいい結果が出ると信じて毎日戦っております。センターバックというのはそういうポジションです!」と語っている。
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