Jリーグ 湘南ベルマーレ

湘南退団ウェリントン「母国復帰を…」過去にJリーグで現役引退熱望も…

ウェリントン 写真:Getty Images

 かつてアビスパ福岡やヴィッセル神戸でプレーしていたブラジル人FWウェリントン(34)は、2022シーズン限りで湘南ベルマーレを退団。以前Jリーグクラブでの現役引退を望んでいることを明かしていたが、一転して母国復帰を強く望んでいるようだ。

 同選手は2013年6月にブラジルのECペロタスから湘南ベルマーレへ移籍。以降2度の母国復帰がありながらも、7年以上にわたり日本国内でプレー。ただ2022シーズンはJ1リーグ27試合の出場で2ゴールと、本来の決定力を発揮することができず、昨年11月に契約満了により退団している。

 そんなウェリントンは昨年6月、ブラジルメディアのインタビューで「日本は居心地の良いところだ。息子が生まれて、僕のキャリアが始まった場所でもある。この美しい物語を終えるのに、これ以上の場所はないんだ」とコメント。Jリーグでの現役引退を望んでいることを明かしていた。

 しかし今月ブラジルメディア『ランセ』のインタビューに応じた際、自身の今後について聞かれると「2020年にボタフォゴSPに在籍していたんだけど、コロナ禍でスタジアムにサポーターがいなかったこともあり、とても望んでいた喜びを得ることができなかったんだ」

 「もう一度、ブラジル国内でプレーしたい。もう34歳だし、海外で多くのキャリアを積んでいる。ブラジル代表のメンバーに入ることができると思っているよ」と、母国復帰に対する強い思いを明かした。

 また同選手の代理人によると、すでにブラジルやカタール国内クラブから複数のオファーが届いているとのこと。代理人は「ウェリントンに関する問題については、近いうちに解決したいと考えている」と語っている。

 日本愛を公言し、Jリーグファンから多くの支持を得てきたウェリントン。湘南ベルマーレ退団後もJリーグでのプレー続行が期待されたものの、母国復帰が既定路線とみられる。