セルティックは横浜F・マリノスからMF岩田智輝(25)を獲得するなど、日本人選手獲得戦略を推し進める一方、ギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)の放出を目指しているとみられる。しかし浦和レッズとMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)アトランタ・ユナイテッドがギアクマキス争奪戦を繰り広げる中、ここにきて同選手にセルティック残留の可能性が浮上している。
ギアクマキス争奪戦の行方については、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が今月16日に「浦和レッズはギアクマキスの移籍でクラブ間合意に達した。 総額で400万ユーロ(約5億6000万円)。個人的な条件についてはまだ交渉中だ」とリポート。
一方でギリシャメディア『SDNA』は24日に「ギアクマキスはアトランタ・ユナイテッドへ移籍することで合意した」と報じていた。
するとMLS公式サイトは、アトランタ・ユナイテッド関係者の話として「アトランタ・ユナイテッドは、特定のパフォーマンスベースのインセンティブが発生した場合に買い取り義務の発生するレンタル移籍での獲得を目指している」と報道。
選手サイドの意向については「浦和レッズから年俸倍額のオファーが届いているが、現段階ではアメリカへの移籍を希望している」と綴っている。
ただ英紙『デイリーレコード』はMLS公式サイトの報道をうけて「浦和レッズからのオファーにより、MLSクラブにギアクマキスを貸し出すという見通しにオープンであるかどうかは、まだ不明である」と、アトランタ・ユナイテッドとセルティックの交渉が破談に終わる可能性を指摘。
「このままだと彼はセルティックに残留し、新戦力のオ・ヒョンギュや古橋亨梧との競争にさらされることになる」と、ギアクマキスのセルティック残留説を唱えたのだ。
なおセルティックの前線事情について、かつてハイバーニアンなどスコットランド1部リーグの複数クラブでプレーしていたタム・マクマナス氏が「ギアクマキスと前田大然が同時にセルティックを退団することはないだろう」
「前田大然は良いプレーをしているし、昨年12月のハイバーニアン戦でも素晴らしいゴールを決めた。もし彼の獲得を望むクラブからビッグオファーが届けば、セルティックは受け入れるだろう」とコメント。前田大然とギアクマキスのいずれか一方が、今月中にセルティックを退団するとの見通しを示している。
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