元U20日本代表MF藤本寛也(22)は、2年間にわたり東京ヴェルディからプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のジル・ヴィテンセへレンタル移籍。レンタル期間は今月末までであるが、ジル・ヴィテンセへの完全移籍に向かっているようだ。2日、ポルトガル紙『ア・ボーラ』が伝えている。
東京ヴェルディ下部組織出身の藤本寛也は、2020年8月に東京ヴェルディからジル・ヴィセンテへ1年レンタルにより加入。海外挑戦1年目で出場機会を得るとレンタル期間が1年延長される。すると今季はリーグ戦全34試合中32試合で先発出場。主力選手として活躍すると、クラブも歴代最高成績タイの5位でシーズンを終了。来季UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)予選の出場権を獲得している。
同選手の取引については、買い取りオプションの付帯がすでに伝えられている。また、『ア・ボーラ』は買い取りオプションの行使額が「クラブ史上最高額」とみられている。
今回の報道によると、藤本寛也にはすでにポルトガル国外の複数クラブが関心を寄せているとのこと。しかし、ジル・ヴィテンセ幹部は同選手のパフォーマンスを高く評価。来季以降も必要不可欠な戦力として考えていることから、買い取りオプション行使にむけて東京ヴェルディと交渉する用意があるという。
なお、ドイツの移籍情報サイト『トランスファー・マルクト』によると、ジル・ヴィセンテはこれまで大半の選手をフリーで獲得。2004年夏にベンフィカからMFエドニルソンを獲得しているが、この時のレンタル料10万ユーロ(約1300万円)がクラブ歴代最高額となっている。藤本寛也の買い取りオプション設定額は報じられていないものの、10万ユーロ以上であるものとみられる。
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