2021/22シーズンのプレミアリーグは、マンチェスター・シティが制した。日本時間5月23日に行われた最終節で、アストン・ビラ相手に2点差をひっくり返して3-2の逆転勝利で、プレミアリーグ2連覇を決めている。優勝争いを繰り広げていたリバプールをは、勝ち点差「1」で退けた。
全ての日程を終え各方面でリーグ戦の総括が行われている中、英メディア『Sky Sports』がプレミアリーグ全20クラブ別のシーズン総合評価をランク別に評している。ここではそのうち「A~B+」と高評価された5クラブをご紹介したい。
ブレントフォード(13位)評価:A
2021/22シーズン、昇格組として唯一持続的なパフォーマンスを見せたブレントフォード。1946/47シーズンの2部リーグへの降格から74年、1部リーグの空気は新鮮だっただろう。
オープニングマッチとなったアーセナル戦(2021年8月14日)は、センセーショナルな勝利(2-0)で世界中の人々を驚かせた。トーマス・フランク監督が仕立てたこの勢いは、結果的に降格ゾーンから11ポイント高い位置(13位)まで順位を押し上げることにつながった。
次に立ちはだかる課題としては、かつてシェフィールド・ユナイテッドやリーズ・ユナイテッドが苦しんだとされる「2シーズン目のジンクス」を乗り越えることだ。しかし、今シーズンのようなパフォーマンスを発揮できれば、ブレントフォードは今後も1部に残り続けるだろう。
ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン(9位)評価:A
クラブ史上最高のリーグ順位(9位)に導いたグレアム・ポッター監督の功績以上に評価されるものを探すのは不可能である。リーグ前半戦の11試合未勝利や、2月3月に喫した6連敗など紆余曲折があったにも関わらず、ブライトンは長らく定位置だった「中の下」から1桁順位に躍進した。
アーセナルにはフットボールにおける知能の差で勝利(4月9日2-1)、トッテナムには最後まで集中力を見せ粘り勝ち(4月16日1-0)、そしてマンチェスター・ユナイテッドには圧倒的なゴールショーで完勝し(5月8日4-0)印象的な結果を残した点も評価に値する。
才能あるMFアレクシス・マック・アリスターやDFマルク・ククレジャ、さらにポッター監督自身までもが引き抜かれない限り、ブライトンの将来は今後も明るいと考える。
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