VfBシュツットガルトは昨年6月にジュビロ磐田からDF伊藤洋輝(22)を1年レンタルにより獲得。すでに買い取りオプションを行使した可能性が伝えられているが、間もなく同選手の完全獲得を公式発表するようだ。18日、ドイツ紙『キッカー』が報じている。
伊藤洋輝はジュビロ磐田でレギュラーに定着すると、昨年7月にVfBシュツットガルトへレンタル移籍。当初U21チームに合流していたが、プレシーズントレーニングでペッレグリーノ・マタラッツォ監督から高い評価を受け、2021/22シーズン開幕をトップチームで迎える。
そして8月28日開催の第3節・SCフライブルク戦でブンデスリーガでのデビュー。10月にセンターバックでレギュラーをつかみ取ると、ブンデスリーガ全34試合中26試合で先発出場。今月14日の最終節・ケルン戦では自らのコーナーキックから日本代表MF遠藤航(29)の劇的な勝ち越しゴールをアシストし、ブンデスリーガ残留に大きく貢献していた。
そんな伊藤洋輝の取引内容については、レンタル料が10万ユーロ(約1300万円)であることにくわえて、40万ユーロ(約5200万円)による買い取りオプションが盛り込まれていると昨年11月末にドイツ紙『キッカー』が伝えていた。
するとドイツ紙『ビルト』が3月末に「シュツットガルトは1月にイトウの買い取りオプションを行使した。40万ユーロの支払い義務があった」と報道。すでに伊藤洋輝がVfBシュツットガルトへ完全移籍していると主張していたが、『キッカー』も今季終了後になって買い取りオプション行使の公式発表間近であることを伝えている。
なお、VfBシュツットガルトはギリシャ代表DFコンスタンティノス・マヴロパノス(24)についても買い取りオプションを行使して完全獲得に踏み切ったとのこと。マヴロパノスは昨年7月にアーセナルからレンタル移籍により加入すると、今季はリーグ戦34試合中31試合に先発出場。伊藤洋輝とともに守備陣の主力としてチームを支えていた。
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