日本代表MF中島翔哉(27)は、ポルトからポルティモネンセへ復帰してから本来のパフォーマンスを取り戻している。その中、ポルティモネンセのパウロ・セルジオ監督が同選手の活躍ぶりに言及するとともに、ポルトに対して痛烈な皮肉を放った。2日、ポルトガル紙『レコルド』が伝えている。
中島翔哉は8月にポルトからポルティモネンセへ1年レンタルにより復帰。今年2月下旬に脛骨の骨折や靱帯損傷という大怪我を負っていたため、復帰後もしばらく公式戦でメンバー外となっていたが、10月17日開催のタッサ・デ・ポルトガル(ポルトガル国内カップ戦)3回戦・UDオリベイレンセ戦で復帰。先月は公式戦4試合に出場して1ゴール4アシストをマークしている。
周囲に完全復活の印象を与えている中島翔哉だが、今月3日に控えるプリメイラリーガ第13節・ポルト戦は契約の関係で出場できない。その中、パウロ・セルジオ監督はポルト戦の前日記者会見で「ショウヤがこの試合に出場できないことを知っているので、彼の動きはあまり見ていない。ポルトではなく、ポルティモネンセでは良いレベルでプレーできているよ」と語っている。
これに対して、ポルトのセルジオ・コンセイソン監督は「ポルティモネンセの選手たちを分析したけど、ダイナミックな動きを見せていた選手たちに注目している。ただ、ナカジマの動きは見ていない。彼は我々との一戦でポルティモネンセに貢献できないことを知っているからだ。ポルトではなく、ポルティモネンセで良いプレーをしている」と中島翔哉の活躍を暗に意識しているとも捉えられるコメントを残している。
なお、ポルティモネンセは10月に敵地で強豪ベンフィカを1-0で下し、大金星をあげている。ポルト戦でピッチに立たない中島翔哉を巡る両監督のコメントに注目が集まる中、ポルト相手に再びジャイアントキリングを起こすことはできるのだろうか。
コメントランキング