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インテル、ルカク後釜候補のローマFWと個人合意!アタランタFWと両獲りの噂も…

エディン・ジェコ 写真提供:GettyImages

 インテルはベルギー代表FWロメル・ルカクのチェルシー移籍がほぼ確実となる中、ローマに所属するボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコの獲得間近に迫っているようだ。8日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。

 現在28歳のルカクは、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスとともに前線の主力として昨季は2010/11シーズン以来となるセリエA優勝に貢献。しかし、蘇寧グループのスティーヴン・チャン会長は新型コロナウイルス感染拡大により財政面に問題を抱えていることを理由に同選手の放出を望んでいると伝えられていた。その中、チェルシーは移籍金1億1500万ユーロ(約150億円)を支払うという条件でインテルと合意。また、選手サイドとも2026年6月までの5年契約を結ぶことで合意を取り付けていることから、ルカクのインテル退団はほぼ確実となっている。

 一方、インテルはルカクの後釜確保を急ぐ中、すでにジェコと2年契約締結により合意に達しているとのこと。年俸は600万ユーロ(約7億8000万円)にのぼるとみられる。また、ローマ首脳陣との交渉も行っており、移籍金180万ユーロ(約2億3000万円)で合意に達する可能性が伝えられている。

 また、一部メディアの報道によると、インテルはジェコのみならず、アタランタのコロンビア代表FWドゥバン・サパタの獲得にも向かっている模様。ただ、アタランタは移籍金として4000万ユーロ(約52億円)を要求するものとみられ、インテルの財政面を考慮するとサパタの獲得が厳しいという声も上がっているようだ。

 アントニオ・コンテ前監督のもと、絶対的なストライカーとしてゴールを量産してきたルカクの後釜として、インテルは複数選手の確保に向かっているかもしれない。