レアル・マドリードに所属するMFトニ・クロースがドイツ代表引退を発表した。
長期政権を築いたヨアヒム・レーブ監督の集大成としてユーロ2020に参戦したドイツ代表だったが、6月29日に行われたラウンド16でイングランド代表に0-2で敗戦。全4試合に出場していたクロースが自身のインスタグラムを通じて、ドイツ代表引退を発表している。
「ドイツ代表として106試合でプレーした。これ以上プレーすることはない。109試合まで伸ばして、最後にEUROを優勝してタイトルを獲得したかった。この大会を最後にすることは前から決めていたから、2022年のカタール・ワールドカップに出場することはなかった。主な理由は、今後数年はレアル・マドリードでの目標に集中していきたいからだ。11年間戦ってきた代表チームに参加しない時間は体を休めたい。妻と3人の子供たちのためにも父親としての役割を持ちたいと思っている」
「こんなにも長い間、このジャージを着ることができて非常に光栄だった。誇りと情熱をもって戦ってきた。代表キャリアを通じて支えてくれたファンとサポーター、そしてヨアヒム・レーヴ監督に感謝したい。僕を代表選手にして信頼し、世界王者に導いてくれた。一緒に長い間、成功を共にすることができた。これまで、本当に光栄だった。新たなハンジ・フリック体制での幸運を祈りたい」
2010年3月のアルゼンチン代表戦でドイツ代表デビューを果たしたクロースは、代表通算106試合に出場して17ゴールを記録。3度のワールドカップと3度のユーロ本大会に参戦し、2014年のブラジル・ワールドカップでは全試合に出場し、自国の優勝に大きく貢献していた。
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