アタランタは、ミランからレンタル移籍により加入していたイタリア代表DFマッティア・カルダーラの買い取りオプションを行使しない決断を下したようだ。25日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。
現在27歳のカルダーラは前十字靭帯断裂による長期離脱から復帰すると、昨年1月にミランからアタランタへ1年半のレンタルにより加入。昨季後半戦では公式戦18試合に出場するなど復調の気配を見せていた。しかし、同選手は昨年10月に再びひざに問題を抱えると、およそ3カ月にわたり戦線離脱。復帰後もベンチを温めることが多く、今季はわずか9試合の出場にとどまっていた。
ミランとアタランタのカルダーラに関する取引においては、1500万ユーロ(約20億円)による買い取りオプションが付帯されている。しかし、アタランタは負傷離脱を繰り返す同選手を来季の構想に含めていないことから、カルダーラはミランへの復帰がほぼ確実となった。
ただ、ミランは現在チェルシーからレンタルにより加入しているイングランド代表DFフィカヨ・トモリの買い取りオプションを行使する模様。また、デンマーク代表DFシモン・ケアーやイタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリの今夏残留も濃厚である。レギュラーを担うセンターバックをすでに3人抱えていることもあり、カルダーラはミランでも構想に含まれないかもしれない。
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