インテルのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンはやはり現在受け取っている高額な年俸が今冬移籍の足かせとなっているようだ。21日、イギリス紙『テレグラフ』が伝えている。
エリクセンは今季ここまで公式戦でわずか5試合の先発出場にとどまっており、アントニオ・コンテ監督の構想に入っていないと伝えられているほか、インテルのジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)も昨年末に同選手が今冬のマーケットにおいて放出候補であることを認めていた。
同選手の去就を巡っては、前トッテナム監督のマウリシオ・ポチェッティーノが指揮官に就任したパリ・サンジェルマン(PSG)やリーガで苦戦を強いられているバレンシア、古巣のアヤックスやトッテナムが移籍先候補にあがっていたものの、年俸が750万ユーロ(約9億5000万円)と高額であることもあり依然としてインテルへオファーは届いていない。また、先日にはイタリア紙『トゥットスポルト』がアーセナルのウルグアイ代表MFルーカス・トレイラとトレードを行う可能性を指摘しているが、こちらに関しても現時点で具体的な動きはない。
その中、現在プレミアリーグで上位争いを演じるレスター・シティがエリクセン獲得にむけてインテルにコンタクトをとった模様。ただ、同選手の年俸が週給換算でおよそ30万ポンド(約4300万円)であり、かつインテルがレンタル移籍の場合に給与負担に応じない姿勢を見せていることから、エリクセン獲得を諦めたようだ。
今冬のマーケット閉鎖まで残り1週間に迫る中、インテル首脳陣は他クラブとの交渉においてエリクセンの年俸負担に関する妥協点を見出す必要性に迫られるかもしれない。
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