リーグ・アン パリ・サンジェルマン

ムバッペ、PSGとの契約延長を保留へ!

キリアン・ムバッペ 写真提供: Gettyimages

 パリ・サンジェルマン(PSG)所属のフランス代表FWキリアン・ムバッペが同クラブとの契約延長を保留にするようだ。10日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 PSGは2022年までとなっているムバッペとの契約延長を熱望しており、以前から交渉を続けていることが報じられている。しかし、同選手はクラブとの契約延長に当面の間サインをしない考えのようだ。レアル・マドリードを含む複数クラブが欧州トッププレーヤーのムバッペ獲得を目指している。これに対し、PSG側は同選手と他クラブが交渉することを望んでいない。

 PSGはムバッペの移籍したいという大きな野望を止めるのに苦労しており、直近2試合での態度が同クラブを困惑させている。同選手は7日に行われたリーグ・アン第13節モンペリエ戦に先発出場し、76分に今季7得点目となるゴールを決めた。しかし、90分に交代を命じられた際にトーマス・トゥヘル監督が肩を抱いて諭したのを制止して無視した。

 ムバッペはチャンピオンズリーグ(CL)で好成績を残し、バロンドールを獲得できる可能性のあるクラブでのプレーを望んでいるようだ。同選手は数年前にレアル・マドリードへ移籍のチャンスがあったが、それを辞めてフランスで成長することを選んでいる。PSGはムバッペがその時の“少年”とはもう違うことを理解している。

 PSGのスポーツディレクター(SD)を務めるレオナルド氏は、2025年までの契約延長のためにムバッペと接触したことを明らかにしている。フランス紙『ル・パリジャン』の報告によると同選手との契約更新にために、PSGは2500万ユーロ(約30億円)のオファーをしているようだ。同クラブオーナーのカタール・スポーツ・インベストメント(QSI)もブラジル代表FWネイマールの去就が不透明のため、今のところムバッペの移籍を容認する考えはないようだ。

 両選手の移籍問題はどのような形で終幕を迎えることになるのだろうか。