
MF伊藤達哉(川崎フロンターレ/J1リーグ)
途中出場で1G1Aの決定力
10月21日:J1第11節/川崎フロンターレ vs ヴィッセル神戸/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(ホーム)/2-1
後半14分からの途中出場ながら、後半16分にFWマルシーニョの先制点をアシストし、自身も後半26分に決勝ゴールを記録したMF伊藤達哉。クロスを狙ったボールが風に乗りゴールに吸い込まれたインパクトある一撃はSNSでも話題になった。本人は「ラッキー」と振り返ったが、試合を決定づける貢献度は高かった。
続く第12節のホームでのファジアーノ岡山戦(2-1)では先発し、後半37分までのプレーながら走行距離は9.272キロを記録。“走れるファンタジスタ”としてチームのリーグ戦3連勝に大きく貢献した。

MF福井太智(アロウカ/ポルトガル・プリメイラ・リーガ)
決勝点でMOM級の評価を獲得
10月24日:プリメイラ・リーガ第9節/アルベルカ vs アロウカ/エスタディオ・アルベルカ(アウェー)/0-1
開幕から9戦連続先発。前半24分に味方のスルーパスに反応し、ペナルティエリア内でダイレクトの右足シュートをゴール左隅に突き刺して決勝点を挙げたMF福井太智。
ダブルボランチの一角が定位置だが、相手チームに退場者が出たこともあり、高い位置を取って積極的に攻撃に絡み、フリーキックでもゴールを脅かした。ポルトガル紙『A BOLA』はチーム最高タイの6点を付け、マン・オブ・ザ・マッチに選出。「中盤の日本人選手による満点のパフォーマンス」「守備の任務にとどまらなかった」と絶賛。元バイエルン・ミュンヘン(2023-2025)にも所属した逸材として今季初ゴールを記録し、アロウカのリーグ戦2連勝に貢献。SNSでも注目が集まり、ボランチとしての守備と攻撃のバランスが光った。サガン鳥栖で育成され、U-22代表経験はあるが、A代表未招集の22歳が今後、存在感をさらに高めるか、注目だ。

MF齋藤俊輔(ウェステルロー/ベルギー・プロリーグ)
今季2度目の1試合2ゴール!打ち合いを演出し得点ランクも浮上
10月24日:ベルギー1部リーグ第9節/ウェステルロー vs ベフェレン/ヘット・カイピエ(ホーム)/4-4
10月ながら、夜には気温が1桁を記録することが多くなるホームでのベフェレン戦に先発フル出場したMF齋藤俊輔。前半10分に坂本一彩のアシストから先制点を挙げると、終了間際の後半アディショナルタイムにはPKを冷静に決めて2点目。
乱打戦となった一戦でチームの攻撃を支え、今季リーグ戦6ゴールとして得点ランキング上位に浮上した。攻撃の中心として存在感を発揮し、欧州での適応をさらに印象づける活躍だった。

FW西村拓真(町田ゼルビア/J1リーグ)
急きょ先発でハットトリック達成
10月21日:J1第11節/清水エスパルス vs 町田ゼルビア/IAIスタジアム日本平(アウェー)/0-5
試合前のアップ中にアクシデントがあったFWテテ・イェンギに代わり、急きょ先発出場したFW西村拓真だったが、期待以上の活躍を見せ、後半17分・32分・37分に得点してハットトリック。同クラブではJ1初の達成者となり、チームの首位浮上に大きく貢献した。得点感覚とポジショニングが光り、SNSやメディアでも大きく取り上げられた。代表経験のある選手として、さらなる活躍が期待される内容だった。
第12節の敵地での神戸戦はスコアレスドローだったが、互いにシュート16本を記録する拮抗した好ゲームで、先発出場した西村も、交代する後半24分までシュート5本を放ち、攻撃陣を引っ張った。途中出場でも先発でも、前線からのプレス、ラインブレイクの動きなど自らに託されたタスクをこなす30歳の存在感は大きくなるばかりだ。

FW山内日向汰(柏レイソル/J1リーグ)
上位対決で2ゴールの大活躍 敵地で6年ぶりの鹿島撃破を演出
10月24日:J1第12節/鹿島アントラーズ vs 柏レイソル/メルカリスタジアム(アウェー)/2-3
上位対決となった敵地での鹿島戦に先発出場し、2ゴールを挙げて逆転勝利の立役者となったFW山内日向汰。前半14分に先制を許した後、35分にMF遠藤渓太の同点弾で追い付くと、前半アディショナルタイム(46分)に左サイドでボールを受け、ワンフェイクで鹿島DF植田直通をかわして右足を振り抜き、ファーサイドに強烈な一撃を突き刺して勝ち越し弾。柏にとってこの結果は、2020シーズン以来、6年ぶりのカシマスタジアム(メルカリスタジアム)での勝利だった。
さらに後半14分には敵陣深い位置で相手のビルドアップを自らのスライディングでカット。味方からのリターンを受けると、浮き球を右足アウトサイドで運んで植田をかわし、左足でシュート。GK早川友基のファンブルを誘い、リードを広げた。プロ初の1試合2得点を記録し、終盤に1点差に詰め寄られたものの逃げ切りに成功。チームを首位・町田と勝ち点2差の4位に押し上げ、タイトル争いへ大きく貢献する内容だった。技術と勝負強さを兼ね備えた活躍で、リカルド・ロドリゲス監督が求める「数字を残す」プレーを体現した一戦となった。

FW町野修斗(ボルシア・メンヒェングラートバッハ/ドイツ・ブンデスリーガ)
今季初先発で逆転弾 チーム初白星の立役者
10月23日:ドイツ・ブンデスリーガ第7節/シュツットガルト vs ボルシア・メンヒェングラートバッハ/MHPアレーナ(アウェー)/2-3
今季初先発で後半6分に勝ち越しゴールを挙げ、チームを今季初勝利に導いたFW町野修斗。1-1の場面で左サイドからの折り返しを左足でニア上にズドン。3試合ぶりとなる今季2得点目を記録。DF橋岡大樹、MF宇野禅斗とともに“日本人トリオ”が先発に名を連ね、宇野の初アシストも含め、活躍が光った。
まだ最下位から抜け出したわけではないが、開幕6連敗と苦しい状況の中での逆転勝利は大きく、町野は後半39分までプレーして貢献を示した。メディアでは「今季初先発で大仕事」「不名誉記録回避に貢献」と報じられ、SNS上でもポジティブな反応が広がった。
得点力はもちろん、前線での動き出しや守備への貢献も目立った一戦だった。代表争いに関しては、海外組FWの中で得点を挙げた実績はプラスだが、出場機会の安定性やチーム状況を考えると、さらなるアピールが求められる。逆の視点では、開幕から出場が限られていた中での初先発だった点や、チーム全体の守備の脆さが露呈した試合でもあったが、結果を出した点は明確な評価ポイントだ。今後のスタメン定着が鍵となる。
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