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崖っぷち!今季結果次第で退団も?名古屋グランパス正念場の4選手【2026】

菊地泰智 写真:アフロスポーツ

2025明治安田J1リーグを16位で終えた名古屋グランパス。昨シーズンはクラブワーストタイとなる開幕6戦未勝利と、出鼻をくじかれるスタートになった。シーズン中盤にかけても低迷が続き、一時はJ2自動降格圏に沈む苦しい展開となったが、夏場の補強以降は何とか立て直し、第36節時点でJ1残留を確定させた。クラブや選手個人にとっても成長へとつながる貴重なシーズンとなったと言えるだろう。

巻き返しを図る今シーズンは、サンフレッチェ広島や浦和レッズ、北海道コンサドーレ札幌などを率いたミハイロ・ペトロヴィッチ監督を新たに迎え、チームは再始動。同監督は比較的固定メンバーでの起用を好む傾向があるため、現体制では出場機会を失っている選手も少なくない。3月25日には、DF宮大樹がアビスパ福岡へ完全移籍したほか、MF椎橋慧也も福岡へ期限付き移籍することが発表された。

こうした状況を踏まえると、現体制下で出場機会に恵まれない選手は、百年構想リーグ終了後に移籍へと踏み切る可能性も十分に考えられる。ここでは、今シーズンのパフォーマンス次第では退団の可能性もあり得る4選手を、筆者の視点からピックアップして紹介していく。


榊原杏太

1人目は、立正大学3年時に特別指定選手としてトップチームデビューを果たしたFW榊原杏太。中学年代を清水エスパルスジュニアユース、高校年代を名古屋グランパスユースで過ごした。高校3年時には日本クラブユース選手権とJユースカップの2冠達成に貢献。なかでも、Jユースカップ決勝では先制PKを決めるなど、持ち前の左足のキック精度で存在感を示し、大会MVPに輝いた。しかし、トップチーム昇格とはならず、立正大学へ進学する。

大学ではその悔しさを糧に研鑽を積み、着実に成長。3年時の2022年に名古屋のトップチーム練習に参加すると、そのパフォーマンスが評価され、同年および2023年は特別指定選手として登録された。2022年11月にはASローマとの親善試合でトップチームデビューを飾り、翌2023年にはYBCルヴァンカップ・グループステージのヴィッセル神戸戦で公式戦デビュー。同年5月には2024シーズンからの正式昇格も発表され、クラブ内外から高い期待を集めていた。

プロ1年目はJ1リーグ7試合、ルヴァン杯3試合に出場。ルヴァン杯3回戦の横浜FC戦では、得意のドリブルからチャンスを演出し、追加点をアシスト。結果を残し、確かな手応えを示した。

さらなる飛躍が期待された昨シーズンだったが、6月まで公式戦出場はなく、同月にJ2の藤枝MYFCへ期限付き移籍。J2リーグでは9試合に出場し、1アシストをマークした。

今シーズンはペトロヴィッチ体制の下で定位置確保を狙うが、ここまで公式戦出場はなしと厳しい状況が続いている。同監督は固定起用の傾向が強く、大幅なメンバー変更が少ないだけに、このまま出場機会を得られなければ、2026/27シーズンに向けて下部リーグへの期限付き移籍を選択する可能性も高まるだろう。


内田宅哉

2人目は、ペトロヴィッチ体制へ移行した今シーズンから出場機会が激減しているMF内田宅哉。FC東京U-18時代から豊富な運動量とドリブル突破を武器に頭角を現した。なかでも、高校3年時の2016年クラブユース選手権では、鋭いドリブルでチャンスを創出し、チームを優勝に導く得点を演出。同年はトップチームに二種登録され、J3のFC東京U-23で12試合1ゴールを記録すると、翌2017シーズンからのトップチーム昇格を勝ち取った。

しかし、2017シーズンからの3年間はトップチームでの出場機会に恵まれず、主戦場はU-23に。J3リーグでは3シーズンで61試合3ゴール3アシストを記録し、持ち前の走力と献身性で攻守両面に貢献した。転機となったのは2020シーズン以降。トップチームで主力として多くの試合に出場。2022シーズンからは長谷川健太監督率いる名古屋グランパスに期限付き移籍した。FC東京時代に同監督の手ほどきを受けていた内田は、守備を重んじるサッカーにフィットし、2023シーズンにはキャリアハイのJ1リーグ29試合に出場している。

しかし、百年構想リーグでの出場はわずか1試合、プレー時間も1分にとどまるなど、厳しい立場に置かれている。

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名前:Yusuke Sueyoshi
趣味:スポーツ観戦(野球、サッカー)、サウナ、ジム
好きなチーム:北海道コンサドーレ札幌、FCバルセロナ

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