ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

バイエルンの強さは本物か?PSG戦を前に主力温存でもレバークーゼンに快勝

ハリー・ケイン 写真:Getty Images

 ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンがホームで11月2日に行われたバイエル・レバークーゼンとの試合で3-0で勝利した。試合は前半のうちにすべてのゴールが決まり、後半はスコアが動かなかった。バイエルンは今2025/26シーズンにおいて開幕から続く好調を象徴する内容で、首位の座を固めた。

 バイエルンのビンセント・コンパニ監督は、5日に控えるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグ・アンのパリ・サンジェルマン(PSG)戦を前に、FWハリー・ケイン、FWマイケル・オリーズ、FWルイス・ディアス、DFダヨ・ウパメカノをベンチに置いた。

 それでもバイエルンは攻守両面で相手を圧倒した。FWセルジュ・ニャブリが前半25分に先制ゴールを記録し、直後にFWニコラス・ジャクソンがクロスに頭で合わせて追加点を奪った。前半終了間際には相手のオウンゴールで3点目が入った。

 この結果、バイエルンは今シーズン15連勝を達成し、欧州主要5大リーグにおける「開幕連勝記録」を更新した。対するレバークーゼンは、アウェー戦での無敗記録「37試合」が途絶えた。バイエルン相手のリーグ戦敗戦は2022年9月以来であり、2023/24シーズンに国内2冠を達成したクラブにとって苦い結果となった。

 インドメディア『NDTV Sports』によると、試合後、ニャブリは「このような試合で監督が私たちを信頼してくれたのはとても良いことだ。普段スタメンでない選手が出場して結果を残せた」と語り、選手層の厚さを示した。勝利によりバイエルンは2位との勝点差5を保ち、首位の座を堅持した。

 バイエルンはCL・リーグフェーズでも3戦全勝ながら、得失点差でPSGに次ぐ2位に位置している。国内外の両舞台で結果を出し続ける中、主力を温存しても完勝できるチーム力が改めて証明された形となった。