
第33節までを終了し、いよいよ最終局面に入った2025明治安田J2リーグ。大混戦となっている自動昇格圏争いやプレーオフ圏争いといった上位争いに注目が集まるなか、下位では降格圏3クラブがまさに崖っぷちの状況に追い込まれつつある。
今季同様20クラブで行われた昨季を1つの例として挙げるなら、残留のラインは勝ち点35前後。となれば、現状そのボーダーライン上にいる16位ロアッソ熊本までの下位5クラブから今季の降格3クラブが出る可能性は極めて高い。ここでは、勝ち点差から厳しい残り5試合の戦いに挑む下位3クラブを中心に、残留争いを展望する。

もう後がない最下位:愛媛FC
残りの対戦カード
- 磐田、富山、長崎、熊本、札幌
同じ降格圏という括りでも、最下位愛媛FCと19位レノファ山口、18位カターレ富山とでは置かれている状況がまったく異なる。現在愛媛の勝ち点は20であり、残留圏の大分トリニータは35。つまり、愛媛は残りの試合を全勝し、かつ大分あるいは熊本が全敗、その上で得失点差15を埋めなければ残留は果たせないというまさに崖っぷちに立たされている。今季ここまで愛媛が挙げた白星が3つであることからも、いかに残留の可能性が低いかが窺い知れる。
残りの5試合では、富山や熊本といった残留を争うライバルとの直接対決もある一方、上位のV・ファーレン長崎やJ1からの降格組であるジュビロ磐田や北海道コンサドーレ札幌との対戦も残されている。もちろんと言うべきか、この5つの対戦カードにおける今季の戦績も2分3敗と白星はなく、希望を見出すのは極めて困難と言わざるを得ない。悲観的な事実が並んでいる状況とはいえ、残留のためには全勝以外に道はない。わずかな可能性に懸け、残り5試合に挑む愛媛がどんなゲームを見せるのか注目だ。

上位勢相手にも勝機あり?:レノファ山口
残りの対戦カード
- 富山、熊本、磐田、いわき、大宮
昨季は終盤戦で急失速したものの、台風の目となりJ2リーグを湧かせたレノファ山口だが、今季は苦しい戦いを強いられている。現在残留圏である大分との勝ち点差は9。最下位の愛媛ほどではないが、残り試合数を考えると絶望的ともいえる差をつけられている。
残りの対戦カードで特に重要となるのが、次節の富山そして続く熊本という残留争いのライバルとの2試合。まずはここで残留圏との勝ち点差を詰められなければ、残留の可能性は浮上しない。その上で、以降の対戦カードを見ると、磐田やRB大宮アルディージャといった上位勢との対戦も複数残っている。しかし、前半戦の対戦では磐田に勝利、大宮相手にも先制点を奪う戦いを披露しており、勝機は十分にあると言えよう。
苦しい状況に身を置いているという事実に変わりはないが、まずはここからの2戦で確実に勝利を掴み取れるか。上位勢に対して勢いを持って臨めるかが残留のカギとなるだろう。
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