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川崎もACLEで影響アリ…元磐田FWが韓国サッカーの問題訴える「J3の方が良い」

川崎フロンターレ 写真:Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2024/25シーズンの開幕節では、横浜F・マリノスと川崎フロンターレが韓国1部所属クラブとアウェイで対戦。韓国のスタジアムに関する問題が大々的に報じられる中、同国1部大田ハナシチズン所属FW石田雅俊もプレーへの支障を訴えている。

 韓国では以前からサッカースタジアムのピッチコンディションの悪さが問題に。2024年9月にソウルで開催されたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の韓国代表対パレスチナ代表では、試合後に韓国代表FWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)が「アウェイの方がピッチコンディションが良いのは残念」と漏らしている。

 また横浜FMの対戦相手である光州FC所属DFアン・ヨンギュは、試合前日会見で「韓国のスタジアムは、どこも芝の状態が悪い。我々のホームスタジアムもそうだ。パスを受ける時に集中する必要があると思う」などとコメント。

 韓国メディア『ベストイレブン』は、蔚山HD対川崎を18日に控えるなか、「両チームともに前日練習を蔚山文殊サッカー競技場で実施しない。背景にスタジアムの劣悪なピッチコンディションがある」と伝えた上で、「ピッチコンディションの悪さが、ACLEを通じて世界に伝わってしまう。韓国の恥を晒すので残念」と同国サッカー界の抱える問題を嘆いている。

 この問題には、2024年夏にジュビロ磐田から大田へ復帰した石田も言及。韓国メディア『フォーフォーツー』が17日に伝えたところによると、同選手は韓国のプレー環境について以下のように語ったという。

 「韓国のスタジアムはピッチコンディションが良くないから、まわりが見えない。ボールタッチ、ボールコントロールに気を遣う必要があるし、ミスすることもある。日本とは全然違う。日本のスタジアムは芝の状態が良い。プレー環境は、韓国1部リーグよりもJ3リーグの方がずっと良いくらいだ。初めて韓国に来た時は問題なかったけど、最近は酷くなっている。プレーに影響が出るのは致し方ない」

 石田は京都サンガ、SC相模原などを経て、2019年から5シーズンにわたり韓国でプレー。2021年から在籍している大田では、2022シーズンに2部リーグ戦で2桁ゴールをマークし、クラブの1部昇格に貢献したほか、翌2023シーズンにも1部で6ゴールを挙げていた。韓国で長年プレーしているだけに、同国のスタジアム環境に対して複雑な思いを抱いているかもしれない。