
日本サッカー協会(JFA)は8月29日、9月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選に向けての日本代表メンバーを公式発表。センターバックではDF板倉滉(ボルシアMG)が招集された一方、DF冨安健洋(アーセナル)は怪我で選外となっているが、DF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)が両選手を比較している。
インターネット動画配信サービス『DAZN』で8月29日配信開始の『内田篤人のフットボール・タイム』では、日本代表を支えていた内田篤人氏と吉田が対談。森保ジャパンの主力選手について分析する際、代表チームでともにプレーしていた冨安と板倉について、内田氏が「グッと伸びてきたのか、元々から良かったのか」と訊かれると、吉田氏は以下のように語っている。
「滉は伸びてきた。でもトミの場合は、日本代表に入って来た時から『モノが違う。すぐに抜かれる』と思っていた。正直トミが入って来るまでは、そう思ったことはなかった。彼は弱点がない。これは欧州で成功するために重要なことだし、すごい。唯一の弱点は怪我が多いことだけど、ケアをすごく頑張っている」
「滉に関しては、『センターバック向きなのか?』と東京五輪の時までは思っていた。ボランチの選手かなと思っていた。最近はセンターバックらしくなってきたなと思う。ブンデスリーガは僕がシャルケにいた去年しか見ていないけど、パワーで勝負してくる相手への対応がもっとうまくなれば。足は速いし、スピードのある選手への対応は良いけど、パワーで勝負するタイプへの対応はもっと伸びると思う」
冨安の完成度の高さに驚いた一方、板倉に対しては改善点を指摘した吉田。およそ10年間にわたり欧州でプレーし、W杯本大会の舞台にも立っただけに、欧州で成功するための条件についても持論を述べている。
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