フェイエノールト所属FW上田綺世は、8月24日に行われたオランダ1部リーグ第3節スパルタ・ロッテルダム戦で途中出場。パリ五輪U23日本代表MF三戸舜介との日本人対決が実現した裏で、現地メディアやサポーターから批判を浴びている模様。今季もFWサンティアゴ・ヒメネスの控えに甘んじているだけに、フェイエノールトでの立場が日本代表での序列に影響を与える可能性も考えられる。
鹿島アントラーズ、ベルギー1部サークル・ブルッヘで絶対的ストライカーとして活躍していた上田は、2023年8月にフェイエノールトへ加入も、シーズン通してヒメネスの控えに。リーグ戦で5試合のスタメン出場にとどまったが、それでもシーズン終盤に3試合つづけてゴールを挙げ、5月のクラブ月間MVPに選出されていた。
8月5日開催のオランダスーパーカップで1アシストと、今季も好調な滑り出しを見せていた上田だが、リーグ戦ではここまで全3試合で途中出場。オランダメディア『FCアップデート』は「上田はフェイエノールトのサポーターを失望させた。彼はフェイエノールトに加入してから、良い印象を残せていない。スパルタ戦でも結果を残せなかった」と酷評している。
またスパルタ戦でのパフォーマンスについては「試合終了12分前からプレーしたが、ゴール前にあまり顔を出さなかった。ゴールチャンスは一度だけあったが、完全にシュートを打ち間違えた」とリポート。日本代表ストライカーに対するSNS上での否定的な投稿を紹介しているが、フェイエノールトに同選手の放出を求める意見が相次いでいるという。
9月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選にむけて、日本代表への招集が濃厚とみられる上田。フェイエノールトとは対照的に、代表チームでは現時点で絶対的ストライカーという立場だ。ただ一方で、ホルシュタイン。キール所属FW町野修斗がブンデスリーガ開幕戦でゴールを奪うなど、1部の舞台でのブレイクが予想される。NECナイメヘン所属FW小川航基、マンチェスター・シティ移籍が噂されるセルティック所属FW古橋亨梧も控えているだけに、他の選手の成績次第では上田のレギュラーが白紙になるかもしれない。
コメントランキング