ガンバ大阪所属DF松田陸との兄弟Jリーガーとしてファン・サポーターから親しまれている。愛媛FC所属FW松田力。今月13日に明治安田J2リーグ第10節の鹿児島ユナイテッドFC戦を控える中、ここに来てインドネシア代表入りを望む声が同国内で湧き起こっている。
松田力は今季ここまでリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場で2ゴールをマーク。先月30日開催の第7節・藤枝MYFC戦では、72分に自陣から相手ディフェンスラインの背後を狙ったパスに反応。そのままペナルティエリア付近から左足を振りぬくと、シュートはゴールマウス右隅に突き刺さった。
また、今月7日に行われたJ2第9節のファジアーノ岡山戦では、12分にペナルティエリア手前でパスを受けると、背後からプレッシャーを剥がして左足を一閃。弧を描いたシュートがゴールマウス左上に吸い込まれた。
同選手はいずれのゴールシーンもインスタグラムに投稿しているが、インドネシア語で「インドネシア代表でプレーして」「インドネシア代表でトライアウトさせるべきだ」などといった声が。インドネシア人の父親を持っていることもあり、インドネシア代表入り待望論が噴出している。
インドネシア人の父親と日本人の母親の間に生まれた松田力と陸は、2021年にセレッソ大阪でチームメイトだったことでも話題を呼んでいた。両選手はC大阪在籍時の同年10月、インドネシアメディア『skor』のインタビューに対応。
「インドネシア代表でプレーしたいか」と訊かれると、陸は「どうですかね。できれば挑戦してみたいですけど、インドネシアのサッカーのレベルをまだ分かっていないですね」とコメント。一方、力は「いつでもいいですよね?オファーがあれば」と前向きな姿勢を見せたが、陸は「そんなわけないよ。インドネシア代表でプレーできるようになるまでには数年間インドネシアで生活しないといけないからね」と力に代表入りの難しさを説いていた。
なお、インドネシア国内クラブでプレーする可能性については、陸が「将来的にはそうなるかもしれないですね。僕自身インドネシアのことが好きなので、プレーしたいですね」と語ると、力も「インドネシアでのプレーについて考えていますよ」と現地サッカーファンの期待に応える可能性を示唆したという。
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