日本サッカー協会(JFA)は今月14日、北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦に向けての日本代表メンバーを公式発表。GK陣では、AFCアジアカップ出場組のGK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV:STVV)、GK前川黛也(ヴィッセル神戸)にくわえて、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)も選出された。ただ、ネット上では鈴木の代表招集を巡り議論が白熱。GK谷晃生(町田ゼルビア)やGK中村航輔(ポルティモネンセ)の選外に落胆するファン・サポーターも見られる。
パリ五輪世代屈指の守護神として期待を集めていた鈴木は、浦和レッズでGK西川周作からレギュラーを奪えず、昨年夏にSTVVへ移籍。STVVの正守護神として活躍する中、今年1月開催のアジアカップでは全試合フル出場も、セットプレーから相次いで失点。パンチングの判断やポジショニング等で、ファンや識者から厳しい指摘を受けていた。
そのアジアカップでは、鈴木の他に前川とGK野澤大志ブランドン(FC東京)がメンバー入り。しかし3選手ともに大会前の時点でA代表キャップ数は「5」未満であるだけに、日本国内外から「経験不足」との指摘が相次いでいた。
アジアカップでベスト8という結果に終わった日本代表だが、北朝鮮代表との2試合にむけては、野澤に代わって大迫がメンバー入り。X(旧ツイッター)では、広島の正守護神招集を評価する意見が多く挙がっている。
一方、鈴木のA代表選出には疑問の声が。今月10日のベルギー1部オイペン戦で、自身のキャッチングミスから決勝点を奪われるなど、所属クラブでも精彩を欠いているだけに「A代表の実力はない」「鈴木彩艶は直近の自チームの試合でも酷いミスしていたけど、まだ呼ぶのか…」「大迫敬介の方が上」「鈴木よりも大迫を正守護神として使ってほしい」「パリ五輪世代の日本代表で選ばれるのが、本人にとっても良いのでは?」「実力的には彩艶選手は五輪メンバーな気が…」といったコメントが見られる。
なお日本代表のGK問題を巡っては、代表OBの田中マルクス闘莉王氏が今月10日、自身のYouTubeチャンネル『闘莉王TV』を更新した際に言及。「鈴木と前川にまたチャンスをあげてほしいけど、今度はシュミットを出して!」と、カタールW杯代表メンバー守護神の起用を要求。「GKやらかすな!本当にもういい加減にやらかすな!」と声を荒げていたが、シュミットは選外となっている。
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