プレミアリーグ アーセナル

冨安健洋も立ち寄る?アーセナル本拠地周辺マニアックスポット6選

セレブレーション・コーナー 写真:Molly

4)セレブレーション・コーナー(記念プレート展示スペース)

エミレーツ正面側1階にはアーセナルのオフィシャルグッズショップがあり、2階にはスタジアムへの入場口やプログラムを販売する小さな売店、著名な選手たちの銅像や壁画などが展示されている。ファンにとっては全てが魅力的だが、なかでも必見なのは「セレブレーション・コーナー」だ。ここでは、クラブに対する想いを薄い亜鉛素材のプレートに刻んで残すことができる。遠く離れた憧れのホームスタジアムに自分のメッセージを残すことで、いつでもアーセナルと繋がっている感覚になれるかもしれない!物理的な距離のある日本在住ファンにとっては嬉しいサービスだ。

展示されているプレートを眺めてみると、子どもの出産記念を兼ねたメッセージや父と息子が一緒に刻んだ親子メッセージ、昔から応援している選手のファンからなど、多種多様なメッセージが並んでいる。一生ものと言えるこの記念プレートは、アーセナルの公式ホームページから申し込み可能。サイズと価格は以下のとおり(1ポンド190円換算)

  • 標準サイズ:縦6cm×横16cm(約19,000円)
  • 大判サイズ:縦6cm×横32cm(約33,000円)
  • プレミアムサイズ:縦12cm×横32cm(約57,000円)

ザ・アーモリー店内 写真:Molly

5)ザ・アーモリー(オフィシャルグッズショップ)

次に紹介するのは、エミレーツ1階にあるオフィシャルグッズショップ「ザ・アーモリー(The Armoury)」。店舗前の小さな広場には、アーセナルを象徴する大砲のレプリカが設置されていて、入店前からアーセナルらしさを感じることができる。決して広いとは言えない店舗だが、限られたスペース内に商品がぎっしりと陳列されていて、展示用の什器や装飾がとてもユニークだ。例えばレプリカボールがタワー状に積み上げられていたり、壁紙もカラフルで賑やか!ここでしか見ることのできない黄金のレプリカ大砲はフォトスポットになっており自由に撮影できる。

店内スタッフに商品の数や種類を訊くと「相当な種類と数で具体的な数字を把握できていないのが正直なところ。人気商品はアーセナルの公式マスコット『ガナーザウルス』で、大人から子どもまで幅広く売れているよ』とのこと。店内を見渡して気づいたのだが、各選手グッズが存在していない。日本では選手ごとのキーホルダーやプラスチック製品をよく見かけるが、それらしい商品は見当たらない。確認すると「レプリカユニフォームにお気に入りの選手の背番号をプリントするサービスが、唯一の選手グッズになる」らしい。

スタッフの接客サービスも素晴らしく、入店後すぐチーフが出迎えてくれて「こんにちは!今日はスタジアムツアーにご参加ですか?それともお買い物ですか?」と、来店客がスムーズに動けるよう最初のヒントを教えてくれる。そのため、初めて訪れた人も安心して買い物が楽しめる。ここはグッズショップでありながら、ミュージアムのような雰囲気も味わえるおすすめの場所だ。


アーセナル MFマルティン・ウーデゴール 写真:Getty Images

6)リトル・ワンダーカフェ

ザ・アーモリーから道路を挟んですぐ向かいにあるのが、現地ファンを含めアーセナルの選手たちにも人気の「リトル・ワンダーカフェ(Little Wonder Cafe)」だ。約100年の歴史がある老舗カフェで、これまで長きにわたり選手たちの胃袋を支え、癒しの場を提供するなどクラブとは切っても切れない関係だ。今年9月には現キャプテンのMFマルティン・ウーデゴールが来店し、その様子が同店の公式インスタグラムで公開されている。私が訪れた日は惜しくも定休日で内部の様子を撮影することはできなかったが、エミレーツから徒歩2、3分の場所にあるので、試合観戦の前後や周辺散策の途中で気軽に立ち寄ってみたいスポットだ。

カフェでは目玉焼きに甘めの豆やソーセージが添えられた英国の代表的な朝食「イングリッシュ・ブレックファースト」など食事メニューのほか、ちょっとつまめるケーキやパン類もあり気軽に利用できるのも嬉しい。店舗前にはテラス席もあるので、エミレーツを眺めながら美味しい珈琲と食事を楽しむことができる。選手たちも通うカフェで上質な時間を過ごせば、より一層アーセナル気分を満喫出来そうだ。運が良ければ選手がふらりと来店するかもしれない!


エミレーツ・スタジアム 写真:Molly

アーセナルの魂が宿る場所を巡ってみよう

世界トップリーグの1つであるプレミアリーグを現地で観戦することは、それだけでも感動を得られる体験だ。しかし、それに加えておすすめしたいのが、今回ご紹介したスタジアム周辺の散策。クラブの歴史に紐づいた場所や建物を訪ね、アーセナルと共に暮らす地域の人々との交流を通して、試合だけでは得られないクラブの魂(スピリット)を感じることができるはずだ。ぜひチャンスをつくり、あなただけのアーセナルの旅を楽しんでほしい。

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名前:Molly Chiba
趣味:自然散策、英国のあれやこれやをひたすら考えること
好きなチーム:トッテナム・ホットスパーFC

東北地方の田園に囲まれ育ちました。英国のフットボール文化や歴史、そして羊飼いやウールなどのファッション産業などに取り憑き、没入している日本人女性です。仕事のモットーは、伝統文化を次世代に繋ぐこと。

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