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アーセナル冨安健洋に同情も…ウーデゴール、遅延行為厳格化に冷静コメント

冨安健洋 写真:Getty Images

 アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋は、21日に行われたプレミアリーグ(イングランド1部)第2節のクリスタル・パレス戦で退場。遅延行為でイエローカードを提示されたシーンが現地で議論の対象となる中、チームメイトのMFマルティン・ウーデゴールが自身の見解を示した。

 冨安はDFユリエン・ティンバーの負傷離脱もあり、クリスタル・パレス戦で先発出場。左サイドバックでプレーしていたが、60分にスローインで8秒ほど味方選手を探してからボールを投げたが、遅延行為にあたるとして警告を受ける。

 そして67分にはロングボールに対するFWジョルダン・アイェウとの駆け引きで、冨安の左手がアイェウの背中に触れた瞬間、アイェウが転倒。主審は冨安に対して2枚目のイエローカードを提示した。

 プレミアリーグでは今季から時間稼ぎと解釈可能な行為に対して、より厳しい判定が下されるようになっている。ただ1枚目のイエローカードが提示されたシーンについて、アーセナルのミケル・アルテタ監督は「ストップウォッチを持ってプレーしなければならない」と、皮肉交じりに主審の判定を批判。複数の解説者からも異論が沸き起こっている。

 英メディア『メトロ』の報道によると、ウーデゴールも「1枚目のイエローカードは厳しかった。彼が時間をかけようとしていたとは思えない。ただスローインを受ける相手がいなかっただけだ」と、判定への戸惑いを見せている模様。プレミアリーグの新ルールに対する意識について、以下のようなコメントを残した。

 「少し難しいが、僕たちは新しいルールに適応しなければならない。それが現実なんだ。今はイエローカードをもらいやすくなっているので注意が必要であり、それは私にも言えること。心に留めておくべきことだが、このルールについてあまり考えるべきではないと思う。試合に集中し続けるべきだ」

 なお遅延行為に対する厳格化では、ブライトン所属MF三笘薫もイエローカードを貰っている。同選手は今月12日に行われたプレミアリーグ開幕戦で先発出場。前半43分、左サイドでDFペリー・ルドック・ムパンズと1対1の局面で縦へのドリブル突破を試みたが失敗。ゴールラインを割ったボールをスタンドに蹴り込んだことが遅延行為にあたると判断された。