日本代表MF遠藤航は今月、VfBシュツットガルトからリバプールへ完全移籍。19日に行われたプレミアリーグ(イングランド1部)第2節ボーンマス戦でデビューしているが、現地では早くも同選手の実績や振る舞いに注目が集まっている。
遠藤は直近2シーズンにわたり、シュツットガルトのキャプテンとしてリーグ戦ほぼ全試合でプレー。シュツットガルトと契約延長の可能性が報じられていた中、移籍金1800万ユーロ(約29億円)によりリバプールへ完全移籍している。
そのリバプールは当初、ブライトンMFモイセス・カイセドの獲得を狙っていた。しかしカイセドはチェルシーへ移籍。遠藤が本命候補ではなかったほか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)をはじめ大舞台での経験が少ないこともあり、一部からは同選手の獲得に疑問の声が上がっていた。
しかし欧州の移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、遠藤を高く評価。自身のポッドキャスト番組『Here We Go』で以下のようなコメントを残している。
「リバプールは遠藤が過小評価されている選手だと信じている。多くの人々は無名選手やビッグネームではない選手と契約したと言っているからだ。だが彼はキャプテンであり、ブンデスリーガでの実績が豊富だ」
「最初のトレーニングセッションから、チームメイトが(遠藤のパフォーマンスや振る舞いに)とても満足しているという話も聞いている」
リバプール到着時からFWモハメド・サラーと英語で会話するなど、コミュニケーション能力の高さを見せている遠藤。すでにチームメイトから信頼を得たとみられるだけに、レギュラー定着への期待は高まるばかりだ。
コメントランキング