日本代表・海外組 プレミアリーグ

他に守備的MF獲得予定は無い!リバプール「遠藤は先発出場するために」

遠藤航 写真:Getty Images

 日本時間8月18日、日本代表主将のMF遠藤航は、ブンデスリーガ(ドイツ1部)のシュツットガルトから、プレミアリーグ(イングランド1部)のリバプールへ加入した。現時点で同クラブは、他の守備的MF(DMF)を獲得する予定はないようだ。

 移籍金1900万ポンド(約35億円)でリバプールと4年契約を結んだことが報じられている遠藤は、加入会見翌日に行われたプレミアリーグ第2節ボーンマス戦でベンチ入りすると、62分に早速デビュー。同試合で15本のパス(成功率88%)と、タックル、インターセプト、クリアをそれぞれ2回成功させ、勝利に貢献した(3-1)。

 英スポーツメディア『The Athletic』は同試合後に遠藤の特集を組み、「現状でリバプールは、この夏に新たなDMFを専門としている選手を補強するつもりはない」とし、それについて以下のように説明した。

 「これ(新しいDMFを獲得しないこと)は、(ユルゲン・)クロップ監督が遠藤を高く評価しているという証拠であり、遠藤は先発で出場するために獲得された」

 また、リバプールが2016年以来、26歳以上の選手に移籍金を支払うのはわずか3回目であることを説明し、クロップ監督が遠藤と初対面した時には「本当に君が必要なんだ、君の心、君の足、君のサッカーの才能、君のサッカーの頭脳、そして君の欲望が必要なんだよ」と伝えていたことを報じている。

 8月28日に行われるプレミアリーグ第3節のニューカッスル・ユナイテッド戦では、前節で退場したMFアレクシス・マック・アリスターや、怪我から復帰したばかりのMFステファン・バイチェティッチの状況を踏まえ、遠藤の先発出場も予想されている。今後の活躍に期待したい。